ガス・レーザーとは? わかりやすく解説

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ガス‐レーザー【gas laser】

読み方:がすれーざー

気体レーザー


気体レーザー

(ガス・レーザー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 02:23 UTC 版)

気体レーザー(きたいレーザー、英語: Gas laser、ガスレーザー)とは、レーザー媒質気体であるレーザーの総称。媒質気体によって、更に中性原子レーザー、イオンレーザー、分子レーザー、エキシマレーザー金属蒸気レーザーなどに区分できる。

概要

レーザーの原理上、実用化されているものは混合気体が使用されていることが多い。

1000本以上の波長の発振線が知られている。 短波長での高出力動作、超短波長・遠赤外領域での発振に用いられることが多い。

特徴

単色性・指向性が固体レーザー等と比べて最も良い。

しきい値が低いため、励起エネルギー準位からの無輻射遷移が遅く、スペクトル幅が狭い。連続発振による出力が高く、瞬間出力は低い。大きなエネルギーをレーザー媒質に蓄えることができない。

発光中心の密度は基本的に小さい。例外はイオンレーザー。レーザーの発光中心が電荷をもっているため、外部磁場をかけて発光中心の密度を変化させることができる。

放電により電子励起することでレーザー発振させることが多い。

主な気体レーザー

外部リンク


ガスレーザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:23 UTC 版)

レーザー」の記事における「ガスレーザー」の解説

媒質気体のものはガスレーザー(気体レーザー)と呼ばれる中性原子レーザーヘリウムネオンレーザー(He-Ne。赤色)など)、イオンレーザーアルゴンイオンレーザーAr-ion。主に青色または緑色)など)、分子レーザー炭酸ガスレーザー赤外)、窒素レーザー紫外)など)、エキシマレーザー(主に紫外)、金属蒸気レーザー金属蒸気電子線等で励起して誘導放出する。ヘリウムカドミニウムレーザーなど)などに分けることができる。化学レーザー気体レーザー含める時もある。

※この「ガスレーザー」の解説は、「レーザー」の解説の一部です。
「ガスレーザー」を含む「レーザー」の記事については、「レーザー」の概要を参照ください。

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