blankとは? わかりやすく解説

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【ブランク・アダプター】(ぶらんくあだぷたー)

Blank (firing) adaptor
ブローバックガス圧利用式回転機構を持つ銃火器で、空砲正常に撃つための補助器具
自衛隊では「空砲発射補助具」と称する

ブローバック式の銃器では、発射時に生じ銃身内の高圧ガスブリーチを「吹き戻す」ことにより後退させ、排自動装填実現する
またガス圧利用式では、発射ガスチューブから回転機構へ導くことにより自動装填する
しかし空砲を撃つ場合銃口からガスがすぐに逃げてしまうため、回転不良起こしてしまう。
これを防ぐため、ガス徐々に逃げてゆくよう銃口取り付けるものがブランク・アダプターである。

一部銃器では、ブランク・アダプターを装着するかわりにガス・レギュレーターを調節して空砲撃てるようにするものも存在する


【空包】(くうほう)

blank.
弾頭付いていない弾薬撃っても音が出るだけである。
主な用途訓練及び礼砲であるが、動物への威嚇時報詳細後述)にも用いられる

実包同じく雷管取り付けた薬莢装薬詰めて作られるが、弾頭だけは付けずワックス等でがしてある。
自動銃の回転機構正常に動作させるには反動ガス圧が足りないので、手動で排装填を行うが、ブランク・アダプターなどを取り付ければ実包同様に作動させるともできる

午砲

Time Gun/Noon-day Gun.
一定の時間に、大砲詰めた空包を撃って近隣地域時間告知するもの。
日本では毎日正午に撃つことが多かったため「午砲(ごほう)」(または発砲音から「ドン」とも)と呼ばれたが、外国では1日数度撃つ例もある。

元々、英国海外進出盛んになった18世紀末頃から、港に停泊する船舶正確な時間告知するためにはじまったもので、その後英国植民地の港を中心に世界中広まった
しかし、市内に音を響かせるには結構な騒音になり、また、装薬使用量多く経費がかかるという欠点があり、時計精度向上した20世紀前半には廃れてしまった。

日本では1871年明治4年)に午砲制度発足し大都市中心に午砲台午砲所)が設置され、主に陸軍運用行っていた。
しかし、第一次世界大戦終結後の大正中期軍縮経費削減余儀なくされたため陸軍運営から手を引き順次廃止されてしまった。



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