anthocyanidin

生物学用語辞典

アントシアニジン

英訳・(英)同義/類義語：anthocyanidin

植物の色素、アントシアンの本体となる配糖体、アントシアニンから糖部分を除いたフラボノイド化合物の総称。

「生物学用語辞典」の他の用語

化合物名や化合物に関係する事項：

アルギン  アルドステロン  アルドース  アントシアニジン  アントシアニン  アントシアン  アントラサイクリン系抗がん剤

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アントシアニジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/15 16:21 UTC 版)

ベンゾピリリウム（クロメニリウム）塩酸塩

アントシアニジン（Anthocyanidin）は、一般的な植物性染料である。アントシアニジンはベンゾピリリウムイオン（クロメニリウムイオン）をベースとしたアントシアニンのアグリコン部分を形成している。また、ポリメチン染料の大きな一群を形成している。フラボノイドの一種であるが、正電荷がある点で他のフラボノイドと異なる。

アントシアニン類は、2-フェニルクロメニリウムカチオン（またはフラビリウムカチオン）の塩誘導体であり、その対イオンの大部分は塩化物イオンである。

基本構造	アントシアニジン	R3'	R4'	R5'	R3	R5	R6	R7
	オーランチニジン	−H	−OH	−H	−OH	−OH	−OH	−OH
	シアニジン	−OH	−OH	−H	−OH	−OH	−H	−OH
	デルフィニジン	−OH	−OH	−OH	−OH	−OH	−H	−OH
	ヨーロピニジン	−OCH3	−OH	−OH	−OH	−OCH3	−H	−OH
	ルテオリニジン	−OH	−OH	−H	−H	−OH	−H	−OH
	ペラルゴニジン	−H	−OH	−H	−OH	−OH	−H	−OH
	マルビジン	−OCH3	−OH	−OCH3	−OH	−OH	−H	−OH
	ペオニジン	−OCH3	−OH	−H	−OH	−OH	−H	−OH
	ペチュニジン	−OH	−OH	−OCH3	−OH	−OH	−H	−OH
	ロシニジン	−OCH3	−OH	−H	−OH	−OH	−H	−OCH3

関連項目

• アントシアニン (アントシアニジンの配糖体)
• 酸塩基指示薬
• 生物指標
• ワイン学