ゼニート
分類:ロケット
名称:ゼニート(Zenit)
打上げ国名・機関:ソ連/ロシア宇宙庁(RKA)(現在のロシア航空宇宙局[Rosaviakosmos])
開発機関・会社:ユジノイェ設計局
運用機関・会社:ロシア宇宙庁(RKA)(現在のロシア航空宇宙局[Rosaviakosmos])
打上げ場所:バイコヌール宇宙基地(チュラタム射場)
運用開始年:1985年解説:ゼニート(ロシア語で「天頂」)は、旧ソ連が十数年ぶりに実用化した新しい衛星打上げ機で、旧ソ連には珍しくミサイルを母体とせずに、最初から衛星打上げ用に開発されています。ゼニートの開発は、エネルギア計画と並行して行なわれ、エネルギアのブースターを独立させたものということもできます。1985年にデビューし、初めはもっぱら軍事衛星の打上げに用いられていましたが、1990年代に入ってからは西側諸国に対して商業ベースの打上げが宣伝されています。
ゼニートをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
打上げや飛行の順序はどうなっているの?
どんなものを打ち上げたの?
どのくらい成功しているの?
この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
分類:ロケットゼニートをよく知るためのアラカルト
どんな形をし、どんな性能を持っているの?
打上げや飛行の順序はどうなっているの?
どんなものを打ち上げたの?
どのくらい成功しているの?
この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?1.どんな形をし、どんな性能を持っているの?
ゼニートは全液体推進剤の2段式ロケットで、液体酸素とケロシンを推進剤としています。全長57m、直径3.9mで、打上げ重量は449トン、初段推力は834トンになります。第1段のRD-171エンジンは四つの燃焼室を持ち、単一のエンジンとしてみれば世界でもっとも強力です。静止遷移軌道に4.5〜5.9トンを送り込む能力があります。3段式のゼニート3も開発されています。
2.打上げや飛行の順序はどうなっているの?
ゼニートは水平で組み立てられた後、垂直に立てられ発射されます。第1段は150秒、第2段は315秒燃焼します。
3.どんなものを打ち上げたの?
コスモス衛星を打ち上げました。4.どのくらい成功しているの?
1985年から1997年までに28回打ち上げられて、5回失敗しているので、成功率は82%になります。5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
ありません。
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