XG-70b「凄乃皇・弐型」(すさのお・にがた)
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1970年代半ばから実施された米国のHI-MAERF(ハイマーフ)計画によって生み出された戦略航空機動要塞の試作機。一般的な戦術機の約5倍もの大きさを誇る。備えられたムアコック・レヒテ型抗重力機関(ML機関)から発生するラザフォード場により、光線属種のレーザー照射を歪曲・無力化、さらに接近した物体を重力変動で粉砕するため、遠距離・近距離のどちらの攻撃にも対応できる。また、主砲には荷電粒子砲を装備している。単独でのハイヴ攻略の要になると期待されたが、ラザフォード場の多重干渉によりコクピット内部にも致命的な重力偏差が発生し、人間が搭乗できない(初の有人飛行試験時に搭乗したパイロットは12名全員が死亡している)欠陥兵器であった。当時のコンピュータの演算能力ではコクピットの重力偏差をキャンセルする事ができず、繊細な操縦・機体制御が要求されることで無人化もできなかったため、開発計画は袋小路に陥ってしまう。さらに、G弾の完成が追い打ちをかけたことで1987年にHI-MAERF計画は凍結され、XG-70bもモスボール保管されることになった。後に日本帝国の仲介で米国と国連との間で取引が行われ、2001年にオルタネイティヴIVに接収されることで開発を再開、「凄乃皇・弐型」として運用されることになる。オルタネイティヴIV内での呼称は、ウェポンシステム-110A。劇中では佐渡島攻略戦に出撃したものと、予備パーツを使って組まれたものの2機が登場する。
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