T4D形・B4D形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 03:04 UTC 版)
「ライプツィヒ市電」の記事における「T4D形・B4D形」の解説
東側諸国の標準型路面電車であるタトラカーのうち、軌道とプラットホームの間が狭い東ドイツの条件に対応した形式。ライプツィヒ市電ではT4D形(電動車)が33形(Typ 33)、B4D形(付随車)が65形(Typ 65)とも呼ばれていた。戦前製の車両の老朽化に加え上記の二軸車や連接車でも追いつけないほど輸送需要が逼迫した事を受けて大量導入が行われ、1972年から1986年まで東ドイツに導入されたT4・B4形の中で最多の両数となる計680両(T4D形483両、B4D形197両)が配給された。 1991年以降、1980年代製車両の一部が前述のT4D-M・B4D-M形へ更新された一方、実施されなかった車両についても塗装変更や座席の交換が実施された。しかし老朽化が進んだ事で後継車となる超低床電車への置き換えが進み、2006年のFIFAワールドカップ時に増便された列車に用いられたのを最後に同年7月21日をもって営業運転から引退した。 「タトラT4・B4」も参照 形式製造年総数軌間編成運転台数T4DB4D 1969-1986 483両(T4D)197両(B4D) 1,458mm 単車 片運転台(T4D) 全長全幅重量車輪径営業最高速度14,940mm 2,200mm 17.0t(T4D)13.5t(B4D) 900mm 55km/h 着席定員立席定員電動機出力車両出力備考・参考26人(T4D)28人(B4D) 47人(T4D)59人(B4D) 43kw(T4D) 172kw(T4D)
※この「T4D形・B4D形」の解説は、「ライプツィヒ市電」の解説の一部です。
「T4D形・B4D形」を含む「ライプツィヒ市電」の記事については、「ライプツィヒ市電」の概要を参照ください。
- T4D形B4D形のページへのリンク