T4・B4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:25 UTC 版)
「タトラT4」も参照 1960年に製造された試作車を経て、1967年から東ドイツ向けにT3D・B3Dが製造・輸出されたが、シュベリーンなど一部の都市では車体幅の関係でホームとの隙間が狭くなり過ぎると言う事態が生じた。そこで車体幅をT3の2,500mmから2,200mmに狭めたのがT4(電動車)とB4(付随車)である。 1967年から1987年にかけて製造され、東ドイツ向けのT4D、B4Dに加えて、同じ条件下にあったソ連の各都市向けのT4SU、ルーマニア向けのT4R、ユーゴスラビア向けのT4YU、B4YUが製造された。特に東ドイツの多くの都市では逼迫した輸送需要に対応するべく、電動車であるT4Dが2両の付随車B4Dを牽引する「Großzug」と呼ばれる編成を組んで使用された。 1969年に両運転台化改造が施されたZT4Dなど各都市の事情に見合った改造が早い時期から行われており、1990年代以降は旧東ドイツの各都市で台車の交換や車体更新、低床化などの近代化工事も実施されている。 形式名製造年全長全幅全高自重最高速度出力歯車比着席定員立席定員軌間備考T4 1967年-87年 14,000mm 2,200mm 3,063mm 16.0t 65km/h 44.0kW×4 ? 20人 77人 1,000mm1,067mm1,435mm1,450mm1,524mm B4 1967年-87年 14,000mm 2,200mm 3,063mm ? 65km/h - - 28人 72人 1,000mm1,067mm1,435mm1,450mm T4D(ドイツ:ドレスデン) T4D+B4D(ドイツ:ライプツィヒ)(1993年撮影) T4SU(エストニア:タリン) T4R(ルーマニア:ブカレスト) T4YU+B4YU(クロアチア:ザグレブ) Z-T4D(ドイツ:ハレ) T4D-MS(ドイツ:ドレスデン) T4D-C(ドイツ:ハレ) T4D-M1(ドイツ:ライプツィヒ) B4D-M(ドイツ:ライプツィヒ)
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