Suite Op.14bとは? わかりやすく解説

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バルトーク:組曲

英語表記/番号出版情報
バルトーク組曲Suite Op.14作曲年1916年  出版年1918年  初版出版地/出版社Universal 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 アレグレット Allegretto2分00 No Image
2 スケルツォ Scherzo2分00 No Image
3 アレグロ・モルト Allegro molto 2分00 No Image
4 ソステヌート Sostenuto3分00 No Image

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

バルトーク唯一のオペラ作品青ひげ公の城》を1911年作曲しコンクール応募するが、演奏不可能として却下されるブタペスト音楽界への不信つのらせて、郊外ひきこもるようになったバルトークは、民俗音楽収集没頭し新曲作曲はほとんど行わなくなったその後多くルーマニア民俗音楽編曲数多く手がけるようになったバルトークだが、そこで特に異色作品となっているのがこの《組曲》(1916年)である。

バルトークが自らのコンサートレパートリーとして久々に手がけた本格的な作品である。ここでは生の民族的素材用いてはおらず民族的な語法リズム音色などの諸要素を独自の書法によって磨き上げようという新しい試みみられるバルトークの後の回想によれば、「それまで書法を完全に一新し、より見通し良いスタイルへ、もっと骨と肉によるスタイル変化させよう考え」てかかれた作品である。

第1楽章アレグレット 3部形式舞曲調の曲。変ロ音が主音となっており、全音音階使用が目立つ。
第2楽章:スケルツォ 12音列用いた下降形の冒頭、鋭いリズムと冷たい音色感が印象的である。全体はABACABACAというロンド風の形式によっている。
第3楽章:アレグロ・モルト この楽章素材は、バルトーク1913年にきいたアルジェリア当時フランス領)の民俗音楽影響している。strepitoso、連続するアクセント、素早い跳躍など、高度な技巧要する第3拍目を意識しリズムくずさないように奏する
第4楽章ソステヌート 終曲テンポの遅い楽章にした点は、《第二弦楽四重奏曲》と似ている点である。8分音符4分音符4分音符8分音符というリズム型は、ハンガリー民謡由来している。非常に繊細な詩情たたえた終曲。8分の6拍子の、第4拍目を意識して奏する




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