エスディー‐スピードクラス【SDスピードクラス】
SDスピードクラス
【英】SD Speed Class
SDスピードクラスとは、SDメモリーカードやSDHCのデータ転送速度に関する規格である。SDアソシエーション(SDA)が策定した。
SDスピードクラスでは、データを書き込む際の最低転送速度に基づき、3つのレベルを定義している。「Class2」は毎秒2メガバイト(MB/秒)、「Class4」は4MB/秒、「Class6」は6MB/秒の最低転送速度が保証されている。この規格により、メーカーや製品ごとの転送速度の違いもに迷わなくなる。また、大量のデータの転送や動画の撮影記録といった用途では、転送速度の不足によるコマ落ちを防ぐために高速な規格を選択するといったことも可能である。
SDスピードクラスは、SDHCに伴う規格として発表された。SDメモリーカードやmicroSDではオプションとして適用され、SDHCやmicroSDHCなどの大容量規格では、SDスピードクラスへの準拠が必須となっている。
SDスピードクラスに準拠した製品は、ラベル部分に、レベルに応じたマークが付与される。なお、各レベルの速度でデータ転送を行うためには、ホスト側の機器も同じレベルのSDスピードクラスに対応している必要がある。
参照リンク
SDスピードクラス - (SD Association)
メモリーカード: | SmartMedia SDHC SDXC SDスピードクラス SDアソシエーション SD-Video SD WORM |
SDスピードクラス
SDメモリーカードのデータ転送速度については、じつはメーカー各社によって表現が異なったり、測定条件がまちまちという実態があった。「80倍速」や「150倍速」といった倍速表示や、「2MB/秒」や「20MBps」という実測値表記、あるいは理論値などを見たことがあると思うが、ユーザーにはわかりにくかった。そこで平成18年、業界団体のSDカードアソシエーションが SDHCメモリーカード の策定を機に、ユーザーのカード選びをもっと簡単にという趣旨のもと、データ転送速度の目安を「SDスピードクラス」として定めた。最初に規格化されたのは、Class 2、Class 4、Class 6の3つ。ちなみにこの速度はいわば最低保証であり、最大速度ではないことを覚えておこう。
Class 2 | 読み書き時のデータ転送速度が最低 2MB/秒 |
Class 4 | 読み書き時のデータ転送速度が最低 4MB/秒 |
Class 6 | 読み書き時のデータ転送速度が最低 6MB/秒 |
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