SBシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 07:52 UTC 版)
スズキ製エンジンを搭載している。フレームは当初鋼管製であったがSB6とSB7では以降はアルミニウム合金製ツインスパー、SB8ではアルミニウム合金製ツインスパーながら部分的にCFRPを使う複合型となった。 SB1(1977年発表) GP500用レーサーで、スズキ市販レーサーTR500マークⅡのエンジンを搭載。 SB2(1977年-1980年) GS750のエンジンを搭載。HB1に続くビモータ2作目であり、公道走行可能な完成車としてはビモータ初の車種でもある。ボルト締結による分割式メインフレームに、タンブリーニ時代の特徴の一つである「コアキシャル・スイングアーム」(同軸ピボット・スイングアーム)を採用した初の車種でもある。1977年から1979年まで生産された通常版のSB2の後に、エンジンやフレームに変更がないまま外装のみSB3のものを装着したSB2/80が、1979年から1980年まで生産された。 SB3(1980年-1983年) SB2のものを小改良したフレームに、GS1000のエンジンを搭載。 SB4(1983年-1984年) HB3の車体に、GSX1100のエンジンを搭載。ハーフカウル仕様のSB4の他に、フルカウル仕様のSB4Sがあった。 SB5(1985年-1986年) HB2系のフレームにGS1100EFのエンジンを搭載。2人乗り可能なビモータはKB1のドイツ仕様車に次いで2番目。 SB6(1994年-1998年) GSX-R1100(水冷)のエンジンを搭載。ヘッドパイプからスイングアームピボットまでを一直線に繋ぐ「ストレートラインコネクション」(SLC)あるいは「ダイレクトピボットフレーム」と呼ばれるアルミニウム合金製ツインスパーフレームが特徴となっている。1994年から1996年まで生産されたSB6の他に、ラムエア過給を採用して吸排気系を変更したSB6Rが1997年から1998年まで生産された。 SB7(1994年-1995年) SB6のフレームを小改良したものにGSX-R750のエンジンを搭載。 SB8(1998年-2000年) TL1000Rのエンジンを搭載。フレームは基本的にはアルミニウム合金製ツインスパーながら、スイングアームピボット部分にCFRPを使う複合型。1998年から2000年まで生産された基本車種のSB8Rの他に、カラーリングを黒基調に、ウインカー、ステップ、カーボンフロントチェーンカバーに変更したSB8Rスペシャルが同じく1998年から2000年まで生産、WSB参戦のためのホモロゲーション用車種であるSB8K(2000年-)、更に参戦車両のレプリカとしてSB8Kゴバート(Gobert、2004年-)とSB8Kサンタモニカ(Santa Monica、2004年-)がある。
※この「SBシリーズ」の解説は、「ビモータ」の解説の一部です。
「SBシリーズ」を含む「ビモータ」の記事については、「ビモータ」の概要を参照ください。
- SBシリーズのページへのリンク