アメリカ新世紀プロジェクト
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 02:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アメリカ新世紀プロジェクト(アメリカしんせいきプロジェクト、英語: Project for the New American Century, PNAC)は、アメリカ合衆国の保守系シンクタンクで、1997年に設立された非営利的教育組織である。アメリカの国際的指導力を促進することを目標としており、ワシントンD.C.のアメリカン・エンタープライズ公共政策研究所と同じ建物に事務所を置いている。
PNACは、20世紀を「アメリカの世紀」となぞらえることにあやかって、21世紀を「新アメリカ世紀」と謳っており、防衛再建計画では、サイバースペースや宇宙のような情報空間や物理空間をアメリカがコントロールすることを主張して[1]「完全支配」と呼ばれるフル・スペクトラム・ドミナンスの確立を目指した[2][3][4][5]。これはジョージ・W・ブッシュ政権でのミサイル防衛構想に基づく宇宙及び地球規模攻撃機能構成部隊や空軍サイバー軍団、トランスフォーメーション局などの設置に繋がる。
メンバー
PNACの議長はウィリアム・クリストル(『コメンタリー』の元編集長)。現会員及び元会員には、ドナルド・ラムズフェルド、ポール・ウォルフォウィッツ、ジェブ・ブッシュ、リチャード・パール、ディック・チェイニー、ルイス・リビー、ウィリアム・ジョン・ベネット、ザルメイ・ハリルザド、エレン・ボーグ(ロバート・ボーグ裁判官の妻)、ジョン・ボルトン[6][7]がいる。
その思想とメンバーの多くは、タカ派のアメリカ新保守主義(ネオコン)の政治理論に関係している。
プロジェクトは新市民プロジェクト(ブラッドリー基金[8]による非営利組織)の主導である。
基本提案
PNAC自身は以下の基本提案に専心すると宣言している[9]。
- アメリカが地球規模での責任を遂行するための軍備、軍事支出の増強
- 民主主義諸国と同盟を結び、価値観や利益を共有しない政権との対峙
- 国外での政治的、経済的自由の大義の強化
- 国際秩序の維持拡張のためにもアメリカのみが勝ち得た唯一無比の役割を果たす
新しい真珠湾攻撃
PNACは、アメリカ同時多発テロ事件の1年前に当たる2000年9月に、アメリカ防衛再建計画[10]を公表した。同文書では、「アメリカの防衛体制は、新しい真珠湾攻撃のような破滅的な出来事抜きには、その再建のプロセスは長期間を要するものになるであろう」と述べられており、同時多発テロ事件後に、これを口実にアフガニスタン紛争やイラク戦争の対テロ戦争に介入している。
PNACがアメリカ同時多発テロ事件に関与していたという陰謀論の論拠のひとつとなっている。
脚注
- ^ Rebuilding America's Defenses, 2001 "Control the new 'international commons' of space and 'cyberspace,' and pave the way for the creation of a new military service--U.S. Space Forces--with the mission of space control."
- ^ Paul Reynolds, "Analysis: Power Americana: The US Appears to Be Heading to War with Iraq Whatever Happens, with Implications for the Future Conduct of American Foreign Policy", BBC News, March 2, 2003, accessed May 29, 2007.
- ^ Max Boot, "Doctrine of the 'Big Enchilada'", The Washington Post, October 14, 2002, online posting, newamericancentury.org, accessed May 31, 2007.
- ^ Kristol, William; Kagan, Robert (1999年10月25日). “Reject the Global Buddy System”. The New York Times
- ^ Robert Kagan, "Multilateralism, American Style", The Washington Post, September 13, 2002, online posting, newamericancentury.org, accessed May 31, 2007.
- ^ “The Last Person in the Room: John Bolton, PNAC and the End of the World”. Truth out. (2018年3月24日) 2018年4月5日閲覧。
- ^ “Were 1998 Memos a Blueprint for War?”. ABCニュース. (2003年3月10日) 2018年4月5日閲覧。
- ^ ブラッドリー基金
- ^ Elliott Abrams, et al., "Statement of Principles", June 3, 1997, newamericancentury.org, accessed May 28, 2007.
- ^ アメリカ防衛再建計画(PDF文書)
関連項目
- アメリカ同時多発テロ事件陰謀説
- アーロン・ルッソ
- フランシス・フクヤマ - アメリカ合衆国の政治学者でプロジェクト賛同者。元新保守主義者。
- 新保守主義 (アメリカ合衆国)
外部リンク
「Project for the New American Century」の例文・使い方・用例・文例
- 5 月15 日の午前8 時30 分から午後3 時まで、Oceanview公園で開催される、毎年恒例のWalk for Petsについてのお知らせです。
- イベントによる収益金の半分は、捨てられたペットのための保護施設であるHome for Petsに使われ、残りはさまざまな動物福祉団体に分配されます。
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- Bradfordの新人会計士2 名が今年の監査を担当すると連絡がありました。
- こんにちは、Bradfordさん。
- 昨日Bradfordさんが受け取られたデスクランプについてお電話を差し上げています。
- 取り違えてしまって申し訳ありませんが、あのランプは別のお客様に送られるはずのもので、誤ってBradfordさんに配送されました。
- Bradfordさんが受け取るはずだった商品は、Anne Keeganさんからの贈り物のご注文でした。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- 着手する; 〔…の〕端緒を開く 〔for〕.
- 紺 《Oxford 大学およびその選手の色標》.
- 〔音楽会などへの〕優待券, 招待券 〔to, for〕.
- 等位接続詞 《and, but, or, for など; ⇔subordinate conjunction》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- [for a] holiday to [in] France last year. 昨年は休暇をとってフランスへ旅行した.
- (最も奥の), foremost (真っ先の).
- 新大学, 1960 年以降に創設された大学, 板ガラス大学 《Oxford, Cambridge のような石造りの ancient universities, 19 世紀に創設された London 大学のような赤れんが造りの redbrick universities に対して言う; 建築様式がふんだんに plate glass を使ってモダンなことから》.
- コンセプション岬 《California 州にある》.
- être for this policy? この政策はどんな存在理由があるのか.
- から Oxford へ通ずる)オックスフォード街道.
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