Plot 3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:40 UTC 版)
「スティング (映画)」の記事における「Plot 3」の解説
ゴンドーフらは、ロネガンの乗車する列車に乗り込んだ。ビリーが車内の狭い通路でロネガンの財布を盗むことに成功した。ゴンドーフはロネガンと同じ組で賭博ポーカーができるよう、車掌に賄賂を手渡した。かくしてロネガンと直接対決することになったゴンドーフは「ショウ」と名乗り泥酔を装って次々と勝負に勝ち続けた。 激昂したロネガンは一度休憩を取り、3と9のカードでイカサマをするように手下に指示。ロネガンの手元に9を4枚、ゴンドーフの手元には3を4枚巡らせることでロネガンが勝てるように仕組んだのだ。そしてイカサマは成功したかに見えた。互いに大量のチップを賭けている中、余裕の表情を見せるロネガン。しかし、ゴンドーフはイカサマされた自分の手札にさらにイカサマ札 (ジャックのカード4枚)を加えてさらに強い手を作り、ロネガンに15,000ドルの大損をさせる。 ロネガンは負け金を支払おうとしたがその時初めて財布を盗まれたことに気づいた。「部屋に財布を忘れた様だ」と言い逃れするロネガンにゴンドーフは「おい、その手は食わないぜ。勝負をする時ゃ銭を持って来い!逃げる気かこの野郎!」と挑発。激昂するロネガンに「わかった、こうしよう。5分後にうちの若いのをよこす。それで支払えなきゃシカゴ中に触れ回ってやるからそう思え。とんだ鼻つまみ者になるぞ!」と告げて勝ち金を手にしてその場を後にした。そして自分の部屋に戻り、フッカーに「お前の番だ」と告げてフッカーに後の役目を任せた。 ロネガンの部屋を訪れたフッカーは「ケリー」と名乗った。フッカーは懐からロネガンの財布を取り出し、「ショウ」が連れの情婦に盗ませたと告げ口した。「計画通りさ。ショウはあんたに勝つ機会を狙ってた。はまったな」と言う「ケリー」にロネガンは激怒。フッカーとゴンドーフの両方を始末しようとするロネガンにフッカーは「負けた相手を消すのはどんなものかな。鼻をへし折ってやったらどうだ? 奴の組織を乗っ取る。あんたにその手助けをして欲しい」と提案。ロネガンの用意した車に乗せられたフッカーはその車内で、「ショウの経営する賭博場で詐欺を働けば借りを返すどころか負け金を遥かに上回る大金を手にできる」と言った。そして翌日の午後に賭博場の近くの店で詳細を話すことを約束してロネガンと別れた。車を降りて帰宅したフッカーをロネガンの配下の殺し屋たちが待っていたが、辛くも逃げ延びた。その後ゴンドーフの元へ戻り、指示通り種を明かし、ロネガンを丸め込む事に成功した事と殺すと脅された事を報告する。その話を聞いたゴンドーフは冷淡に「大仕事に危険はつきものだ」と告げる。一方、失敗の報を聞いたロネガンは激怒し、一流のプロ「サリーノ」にフッカーを確実に殺させるよう命じるが、フッカーが「ケリー」だということには気づかなかった。
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