PLproとUbおよびISG15の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:33 UTC 版)
「パパイン様プロテアーゼ」の記事における「PLproとUbおよびISG15の関係」の解説
PLproの触媒ドメインの分子構造は、「広げた右手」がN末端で「ユビキチン様」ドメイン(UBL)に結合して構成されている。PLproの構造は、脱ユビキチン化酵素(DUB)の構造と似ている。さらに、PLproの酵素活性のin vitro特性評価によって、このタンパク質様プロテアーゼはユビキチン(Ub)およびUBLのISG15(英語版)(インターフェロン誘導遺伝子15、interferon-induced gene 15)タンパク質を認識して、加水分解することがわかった。 UbとISG15はどちらも、ウイルス感染に対する宿主の自然免疫系の免疫応答のシグナル伝達において重要な役割を果たしており、これらの欠如はウイルス増殖に有利に働くことが分かっている。
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