PLSSの非適用地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/04 16:39 UTC 版)
「公有地測量システム」の記事における「PLSSの非適用地域」の解説
PLSSはほとんどの州で利用されているが、ハワイ州、テキサス州および合衆国独立時の13植民地の地域では使われていない(ただし北西部領土となった地域といくつかの南部の州を除く)。それら非運用地域は、現在の州で言うと、ジョージア州、コネチカット州、デラウェア州、ケンタッキー州、メイン州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ノースカロライナ州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、サウスカロライナ州、テネシー州、バーモント州、バージニア州、ウエストバージニア州である。ジョージア州のチェロキー郡 では土地の名称として「セクション」という用語を使用しているが、PLSSで使用される「セクション」と同じ地域を定義していない。 その他の州におけるPLSS適用の例外を以下に示す。 カリフォルニア州は、1850年の州設立以前は、旧スペイン領払い下げ公有地だった大牧場(rancho)の境界のみを測量していた。州設立後は一貫してPLSSが利用されている。 ハワイ州が併合時に採用したシステムは、ハワイ王国で元々使われていたシステムに基づいている。 ルイジアナ州は、特にその南部では、PLSSに加えてアルパン(arpent)と呼ばれる初期のフランスとスペインのシステムも使用している。 メイン州では、州内の非居住地域でPLSSのバリエーションの1つが使用されている。 ニューメキシコ州はPLSSを採用しているが、いくつかの地域では、スペインとメキシコから引き継いだ土地境界(metes and bounds)システムを今なお使用している。それらの土地は、テキサス州やカリフォルニア州と同様、払い下げ公有地である。 オハイオ州の ヴァージニア軍事地区は土地境界システムで測量された。オハイオ州の北部は各辺6マイルではなく5マイル(8キロメートル)となる初期の標準で測量された。このため1タウンシップ当たり38セクションではなく、25セクションになる。これらは議会サーベイ・タウンシップ(Congressional Survey township)と呼ばれることが多い。 テキサス州は、旧スペイン領公有地払い下げに由来する初期の独自システムとPLSSのバリエーションとの複合システムを使用している。
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