PFI導入の検討(1999-2004)
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「桑名市立中央図書館」の記事における「PFI導入の検討(1999-2004)」の解説
1990年代、桑名市が実施した市民アンケートで、新しい図書館の建設が最も多く挙げられた一方、保健センターと勤労青少年ホームを建て替える必要があった。3つの施設を建てるのは費用がかかるため、3つの機能を持つ1つの施設を建設することが検討された。1999年(平成11年)2月、「PFI推進検討会」を設置してPFIの導入可能性を検討し、2001年(平成13年)8月に正式にPFIを導入することを決定した。導入可能性の調査は日本経済研究所に委託された。桑名市が採用したPFIはBOT方式(英語版)と呼ばれるもので、民間が設計から建設、施設の所有と管理を行い、30年後に市へ無償で所有権を移すというものだった。計画段階ではくわなメディアライヴ全体にPFIを導入することを検討したが、民間に運営させてサービス向上できるものは図書館のみであると判断され、現在の形となった。事業参加の意思を表明した企業グループは8つであった。 2002年(平成14年)3月、総合評価一般競争入札を実施、6グループが入札に応じ、同年4月に鹿島建設を筆頭とするグループが76億2200万円で落札した。開館までには「PFI実施方針」に対し約500件、「入札説明書」に600件の質問が寄せられるなど、計画から図書館の完成までに5年8か月もかかったことが課題となった。
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