PDO指数とその変動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > PDO指数とその変動の意味・解説 

PDO指数とその変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/11 09:12 UTC 版)

太平洋十年規模振動」の記事における「PDO指数とその変動」の解説

PDOの状態を客観的に評価するため、PDO指数というものが利用されている。北緯20以北太平洋表面海水温SST)の温暖化トレンド対す偏差データ経験的直交関数展開した時の第一主成分時系列値(PC1)を用いる。バハ・カリフォルニア年輪による解析からは1661年以降の値が推定されている。 PDO指数が正のとき日本を含む北太平洋の北半分北米大陸沿岸除いて海水温大きく低下しポリネシア南部でも低下する一方北米大陸沿岸太平洋赤道中部東部では大きく上昇する。また気圧南極大陸に近い海域を除く太平洋東部全域低下しアリューシャン列島沖では大きく低下する一方太平洋西部南極に近い海域上昇する。これによりアリューシャン低気圧偏西風強くなり、北東太平洋で南風強くなるなどの影響がある。 PDO指数が負のときは、これと正反対水温気圧になる。 また過去PDO指数の推移から1750年頃には振幅大きなPDO変動があったこと、1905年頃にも振幅大きな振動があってその後は「正」の位相偏ったこと、それ以降1946年頃からは「負」位相1977年頃からは「正」位相2006年頃からは「負」位相へと偏移していることが分かった傾向として、2030年周期正位相と負位相入れ代わり起きていると考えられている。

※この「PDO指数とその変動」の解説は、「太平洋十年規模振動」の解説の一部です。
「PDO指数とその変動」を含む「太平洋十年規模振動」の記事については、「太平洋十年規模振動」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「PDO指数とその変動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「PDO指数とその変動」の関連用語

PDO指数とその変動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



PDO指数とその変動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの太平洋十年規模振動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS