Orbicularis oris muscleとは? わかりやすく解説

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口輪筋

(Orbicularis oris muscle から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 14:17 UTC 版)

口輪筋
ラテン語 musculus orbicularis oris
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
口唇周囲の皮膚
顔面神経頬筋枝及び下顎縁枝等[1]
作用 唇をすぼめる
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口輪筋(こうりんきん、英語: orbicularis oris muscle)は人間の頭部の浅頭筋のうち、口唇周囲にかけての口筋のなかで口を閉じ、口の周囲を前方に尖らせる筋肉である。筋肉の一方が皮膚で終わっている皮筋である。

人間において、口輪筋の起始は上顎起始、下顎起始、鼻起始の3か所と、周囲の皮筋補助線維束より起こる。上顎起始は上顎切歯部唇側にある上顎骨歯槽隆起から起こり、下顎起始は下顎切歯部唇側にある下顎骨歯槽隆起から起こり、鼻起始は鼻中隔の筋線維束から起こる。

支配神経

顔面神経頬筋枝及び下顎縁枝が分布している他、頬骨枝も分布していることが報告されている[1]

楽器との関連

管楽器演奏において高い筋活動を示す[2]トランペット奏者における調査にて上級者では上口輪筋の活動が下口輪筋の活動に比べ低いが初心者では違いを認めない事が報告されている[3]ことから、金管楽器演奏の上達のための新しい練習指標が検討されている[4]

画像

脚注

  1. ^ a b 塩澤佳、吉本信也、三川信之、森山浩志、大塚成人「顔面表情筋(眼輪筋および口輪筋)の支配神経に関する研究」『昭和医学会雑誌』第72巻第6号、昭和大学昭和医学会、2012年12月、656-661頁、ISSN 0037-4342NAID 40019765939 
  2. ^ 後藤田章人、山口泰彦、岡田和樹、松樹隆光「管楽器演奏時の顎機能解析」『日本顎口腔機能学会雑誌』第13巻第2号、日本顎口腔機能学会、2007年2月28日、93-102頁、doi:10.7144/sgf.13.93ISSN 1340-9085NAID 110006249909JOI:JST.Journalarchive/sgf1994/13.93 
  3. ^ E R White, J V Basmajian (1973-12-01). “Electromyography of lip muscles and their role in trumpet playing.”. Journal of Applied Physiology (American Physiological Society) 35 (6): 892-897. ISSN 0021-8987. PMID 4765829. 
  4. ^ 伊藤京子、平野剛、能任一文、西田正吾、大築立志「金管楽器演奏動作の上達に向けた練習指標の提案 —アンブシュアの形状を一定の状態に保つということ—」『電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌』第131巻第10号、電気学会、2011年10月1日、1775-1785頁、doi:10.1541/ieejeiss.131.1775ISSN 0385-4221NAID 10030527817 

関連項目

外部リンク

この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)384ページ本文が含まれています。


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