Moto Xとは? わかりやすく解説

Moto X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/05 05:01 UTC 版)

Moto X
Moto X(第1世代)
Moto X(第1世代)
ブランド モトローラ
製造者 モトローラ・モビリティ
種別 スマートフォン
シリーズ Moto Xシリーズ
販売開始日 2013年8月
通信方式 3G, LTE
OS Android 4.2.2 (Jelly Bean)(最終対応: Android 5.1)
CPU Motorola X8(Qualcomm MSM8960DT 1.7GHz デュアルコア)
メインメモリ 2 GB RAM
ストレージ 16 GB / 32 GB / 64 GB
バッテリー 2,200 mAh
背面カメラ 10.5 メガピクセル (CLEAR PIXEL)
前面カメラ 2 メガピクセル
ディスプレイ 4.7 インチ 有機EL (AMOLED)
1280×720 ピクセル (312 ppi)

Moto X(モト・エックス)は、アメリカのモトローラ・モビリティが開発・販売したAndroid搭載スマートフォンのシリーズである[1][2]。

第1世代モデルは2013年8月に発表された[1]。当時モトローラ・モビリティの親会社であったGoogleとの連携のもとで開発され、アメリカ国内での組み立て生産や、Web上で外観デザインをカスタマイズできるサービス「Moto Maker」が提供された[1][3]。

概要

Moto Xは、単なる処理能力やスペックの追及ではなく、各種センサーとソフトウェアを統合することによる実用性の向上を目的として開発された[1]。画面がオフの状態で音声操作を受け付ける機能や、手に持つ動作を検知して通知を表示する機能などを備える[1]。

第1世代の展開以降、後継モデルとして第2世代(2014年)、第3世代(2015年)、第4世代(2017年)が発売された[4][5][2]。

歴史

第1世代(2013年)

2013年8月1日に発表[1]。SoCにはQualcomm Snapdragon S4 Proを独自にカスタマイズした「Motorola X8 Mobile Computing System」を採用。メインプロセッサのほか、自然言語処理用およびコンテキスト推論用の低電力プロセッサが組み込まれた[1]。

直販サイト「Moto Maker」を通じて、背面カバーの色や素材(竹やウォールナットなどの木材、レザーなど)、アクセントカラー、ストレージ容量をユーザーが自由に選択して注文可能であった[1]。製品の組み立てはテキサス州フォートワースの工場で行われた[3]。

第2世代(2014年)

2014年9月に発表[4]。ディスプレイサイズが5.2インチ(1920×1080ピクセル)に大型化し、フレームにメタル素材を採用。SoCにQualcomm Snapdragon 801を搭載した。なお、2014年1月にはGoogleからレノボへのモトローラ・モビリティ売却が発表されていた[6]。

第3世代(2015年)

2015年7月に発表[5]。ターゲット層に応じた複数のバリエーションが展開された[5]。

  • Moto X Style - 5.7インチQHDディスプレイとSnapdragon 808を搭載した最上位モデル[5]。
  • Moto X Play - 5.5インチFHDディスプレイと3,630 mAhの大容量バッテリーを搭載したミッドレンジモデル[5]。
  • Moto X Force - 飛散防止構造「ShatterShield」を採用した高耐久モデル(北米では「Droid Turbo 2」として展開)。

第4世代(Moto X4・2017年)

2017年8月に「Moto X4」として発表[2]。IP68規格の防水・防塵性能やデュアルカメラを備えたミッドレンジ機であり、一部地域ではAndroid Oneプログラム採用モデルも販売された[7]。

主な機能

Touchless Control(後のMoto Voice)
専用の低電力プロセッサにより、端末がスリープ状態であっても「OK, Google Now」の音声コマンドを常時待機し、手を使わずに検索や操作を行える機能[1]。
Active Display(後のMoto Display)
有機ELディスプレイの一部のみを点灯させ、時刻や通知を表示する機能[1]。ポケットから取り出す動作や手で持ち上げる動作をセンサーが検知して自動的に画面が更新された。
Quick Capture
手首を2回素早くひねることで、どの画面からでも即座にカメラアプリが起動するジェスチャー機能。

仕様

項目 第1世代 (2013) 第2世代 (2014) Moto X4 (2017)
初期OS Android 4.2.2 Android 4.4.4 Android 7.1.1
ディスプレイ 4.7インチ AMOLED

(1280×720)

5.2インチ AMOLED

(1920×1080)

5.2インチ LTPS IPS

(1920×1080)

SoC Motorola X8

(1.7 GHz デュアルコア)

Qualcomm Snapdragon 801

(2.5 GHz クアッドコア)

Qualcomm Snapdragon 630

(2.2 GHz オクタコア)

メモリ (RAM) 2 GB 2 GB 3 GB / 4 GB
ストレージ 16 GB / 32 GB / 64 GB 16 GB / 32 GB / 64 GB 32 GB / 64 GB
メインカメラ 10.5 MP 13 MP 12 MP + 8 MP(デュアル)
バッテリー容量 2,200 mAh 2,300 mAh 3,000 mAh

関連項目

脚注

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 “Google傘下のMotorola、初のメイドインUSA端末「Moto X」を発表”. ITmedia NEWS (2013年8月2日). 2026年9月13日閲覧。
  2. 1 2 3 “デュアルカメラ搭載 Motororaの新スマホ「Moto X4」:IFA 2017”. ITmedia Mobile (2017年9月1日). 2026年9月13日閲覧。
  3. 1 2 “Motorola、テキサス州での「Moto X」製造を正式発表”. ITmedia NEWS (2013年9月12日). 2026年9月13日閲覧。
  4. 1 2 “自撮り用1300万画素カメラ搭載の「VIBE X2 PRO」などを出展”. ケータイ Watch (2015年1月9日). 2026年9月13日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 “Motorola、ハイエンドの5.7型「Moto X Style」他2モデルを発表”. ITmedia Mobile (2015年7月29日). 2026年9月13日閲覧。
  6. ↑ “Google、MotorolaをLenovoに29億ドルで売却”. ITmedia NEWS (2014年1月30日). 2026年9月13日閲覧。
  7. ↑ “モトローラ、デュアルカメラの「Moto X4」を日本発売”. ITmedia Mobile (2017年10月26日). 2026年9月13日閲覧。

外部リンク


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