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マルセロ・メロ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 14:56 UTC 版)

マルセロ・メロ
Marcelo Melo
2023年モンテカルロ・マスターズでのマルセロ・メロ
基本情報
フルネーム Marcelo Pinheiro
Davi de Melo
愛称 Girafa (ジラファ)
国籍 ブラジル
出身地 ミナスジェライス州ベロオリゾンテ
生年月日 (1983-09-23) 1983年9月23日(39歳)
身長 203cm
体重 87kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1998年
ツアー通算 37勝
シングルス 0勝
ダブルス 37勝
生涯獲得賞金 7,766,230 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4(2015)
全仏 優勝(2015)
全英 優勝(2017)
全米 準優勝(2018)
優勝回数 2(仏1・英1)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト4(2010)
全仏 準優勝(2009)
全英 ベスト4(2010)
全米 ベスト8(2013)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 273位(2005年11月21日)
ダブルス 1位(2015年11月2日)
2023年9月1日現在

マルセロ・ピンヘイロ・ダヴィ・デ・メロMarcelo Pinheiro Davi de Melo, 1983年9月23日 - )は、ブラジルベロオリゾンテ出身の男子プロテニス選手。ダブルスのスペシャリストとして活動し、これまでにATPツアーでダブルス37勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス273位、ダブルス1位。身長203cmの長身からついた“Girafa”(ジラファ、「キリン」の意味)というニックネームがある。

選手経歴

ジュニア時代

メロは7歳の時から、家族揃ってテニスを始めた。15歳まではサッカーもプレーしたが、テニスに専念する決心をして1998年にプロ入りする。彼は男子ツアー下部大会での長い下積み時代を過ごしていた。

2007年 ツアーダブルス初優勝

2007年からATPツアー大会に本格参戦を始め、4月末のポルトガル・オープンアンドレ・サと組んでツアー初優勝を果たした。同年のウィンブルドン選手権男子ダブルスで、メロとサはベスト4に進出した。2人は準決勝でアルノー・クレマン/ミカエル・ロドラ組に6-7, 3-6, 3-6のストレートで敗れた。ところが、メロがウィンブルドン直前の6月10日、クイーンズクラブ選手権で「イソメテプテン」(興奮剤、抗片頭痛薬)に陽性反応を示したことが発覚する。軽微な違反として、彼は国際テニス連盟から2007年9月10日-11月9日まで2ヶ月間の出場停止処分を受けた[1]

2008年 ツアーダブルス5勝目

2008年、メロはダブルス年間4勝を挙げ、北京五輪の男子ダブルスにも出場した。2回戦でドイツライナー・シュットラー/ミヒャエル・コールマン組に6-7, 3-6で敗れた。2009年は5月中旬のオーストリア・オープンで優勝があった。メロは2006年まで、フューチャーズチャレンジャー大会でシングルス戦にも出場したが、ATPツアーでは1度しかシングルスへのエントリーがない。男子テニス国別対抗戦デビスカップブラジル代表選手としても、すべてダブルス戦のみに出場している。

2009年 全仏混合ダブルス準優勝

2009年全仏オープンで、メロはバニア・キングと混合ダブルスのペアを組み、決勝戦まで勝ち進んだ。決勝戦で2人は第1シードペアのボブ・ブライアン/リーゼル・フーバー組と対戦し、7-5, 6-7, [7-10] (第3セットは10点先取のスーパータイブレーク) で落とし、準優勝となった。

2010年 全仏ダブルスベスト8

2010年からはブルーノ・ソアレスとペアを組むようになった。2010年全仏オープン男子ダブルスでベスト8に進出している。

2012年 ロンドン五輪ダブルス・デビス杯ベスト8

2012年7月のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場し2回戦でチェコのトマーシュ・ベルディハ/ラデク・ステパネク組を1-6, 6-4, 24-22で破りベスト8に進出した。準々決勝ではフランスのジョー=ウィルフリード・ツォンガ/ミカエル・ロドラ組に4-6, 2-6で敗れた。9月のデビスカップワールドグループ・プレーオフではロシアアレックス・ボゴモロフ・ジュニア/ティムラズ・ガバシュビリ組を7-5, 6-2, 7-6(7)で破りブラジルの10年ぶりワールドグループ復帰に貢献した[2]

2013年 ウィンブルドンダブルス準優勝

2013年ウィンブルドン選手権男子ダブルスではイワン・ドディグと組み初めて4大大会男子ダブルスの決勝に進出した。決勝でブライアン兄弟に6–3, 3–6, 4–6, 4–6で敗れ準優勝となった。全米オープンATPワールドツアー・ファイナルでもベスト4に進出した。

2015年 GS初制覇・全仏ダブルス優勝 ダブルス世界1位

2015年全仏オープン男子ダブルスイワン・ドディグとペアを組み第3シードで出場。決勝でブライアン兄弟に6-7, 7-6, 7-5で勝利しグランドスラム初優勝。11月2日にブライアン兄弟を抜いてダブルスの世界ランキングで1位になった。

2017年 ウィンブルドンダブルス初優勝

2017年ウィンブルドン選手権男子ダブルスでルカシュ・クボットとペアを組み第4シードで出場。決勝でオリバー・マラチ/マテ・パビッチに5-7,7-5,7-6,3-6,13-11で優勝。

ATPツアー決勝進出結果

ダブルス: 32回 (19勝18敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2007年4月29日 エストリル クレー アンドレ・サ マルティン・ガルシア
セバスティアン・プリエト
3–6, 6–2, [10–6]
優勝 2. 2008年1月6日 アデレード ハード マルティン・ガルシア クリス・グッチョーネ
ロバート・スミーツ
6–3, 3–6, [10–7]
優勝 3. 2008年2月11日 コスタ・ド・サイペ クレー アンドレ・サ アルベルト・モンタニェス
サンティアゴ・ベントゥーラ
4–6, 6–2, [10–7]
優勝 4. 2008年5月19日 ペルチャッハ クレー アンドレ・サ ユリアン・ノール
ユルゲン・メルツァー
7–5, 6–7(3–7), [13–11]
準優勝 1. 2008年6月15日 ロンドン アンドレ・サ ダニエル・ネスター
ネナド・ジモニッチ
4–6, 6–7(3–7)
優勝 5. 2008年8月23日 ニューヘイブン ハード アンドレ・サ マヘシュ・ブパシ
マーク・ノールズ
7–5, 6–2
準優勝 2. 2009年3月1日 デルレイビーチ ハード アンドレ・サ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
4–6, 4–6
優勝 6. 2009年5月23日 キッツビュール クレー アンドレ・サ アンドレイ・パベル
ホリア・テカウ
6–7(9–11), 6–2, [10–7]
準優勝 3. 2009年6月14日 ロンドン アンドレ・サ ウェスリー・ムーディ
ミハイル・ユージニー
4–6, 6–4, [6–10]
準優勝 4. 2009年7月26日 ハンブルク クレー フィリップ・ポラーシェク シーモン・アスペリン
ポール・ハンリー
3–6, 3–6
準優勝 5. 2010年1月16日 オークランド ハード ブルーノ・ソアレス マーカス・ダニエル
ホリア・テカウ
5–7, 4–6
優勝 7. 2010年5月22日 ニース クレー ブルーノ・ソアレス ロハン・ボパンナ
アイサム=ウル=ハク・クレシ
1–6, 6–3, [10–5]
準優勝 6. 2010年8月1日 グシュタード クレー ブルーノ・ソアレス ヨハン・ブルンストロム
ヤルコ・ニエミネン
3–6, 7–6(7–4), [9–11]
準優勝 7. 2010年9月26日 メス ハード
(室内)
ブルーノ・ソアレス ダスティン・ブラウン
ロヒール・ワッセン
3–6, 3–6
優勝 8. 2011年2月5日 サンティアゴ クレー ブルーノ・ソアレス ルカシュ・クボット
オリバー・マラチ
6–3, 7–6(7–3)
優勝 9. 2011年2月12日 コスタ・ド・サイペ クレー ブルーノ・ソアレス パブロ・アンドゥハル
ダニエル・ヒメノ=トラベル
7–6(7–4), 6–3
準優勝 8. 2011年2月26日 アカプルコ クレー ブルーノ・ソアレス ビクトル・ハネスク
ホリア・テカウ
1–6, 3–6
準優勝 9. 2011年9月25日 メス ハード
(室内)
ルーカス・ドロウヒー ジェイミー・マリー
アンドレ・サ
4–6, 6–7(7–9)
準優勝 10. 2011年10月23日 ストックホルム ハード
(室内)
ブルーノ・ソアレス ロハン・ボパンナ
アイサム=ウル=ハク・クレシ
1–6, 3–6
準優勝 11. 2012年2月26日 メンフィス ハード
(室内)
イワン・ドディグ マックス・ミルヌイ
ダニエル・ネスター
6–4, 5–7, [7–10]
優勝 10. 2012年10月21日 ストックホルム ハード
(室内)
ブルーノ・ソアレス ロベルト・リンドステット
ネナド・ジモニッチ
6–7(4–7), 7–5, [10–6]
優勝 11. 2013年1月6日 ブリスベン ハード トミー・ロブレド エリック・ブトラック
ポール・ハンリー
4–6, 6–1, [10–5]
準優勝 12. 2013年7月6日 ウィンブルドン イワン・ドディグ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
6–3, 3–6, 4–6, 4–6
優勝 12. 2013年10月13日 上海 ハード イワン・ドディグ ダビド・マレーロ
フェルナンド・ベルダスコ
7–6(2), 6–7(6), [10–2]
優勝 13. 2014年1月11日 オークランド ハード ユリアン・ノール アレクサンダー・ペヤ
ブルーノ・ソアレス
4–6, 6–3, [10–5]
準優勝 13. 2014年2月22日 リオデジャネイロ クレー ダビド・マレーロ フアン・セバスティアン・カバル
ロベルト・ファラ
4-6, 2-6
準優勝 14. 2014年4月20日 モンテカルロ クレー イワン・ドディグ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
3–6, 6–3, [8–10]
準優勝 15. 2014年8月10日 トロント ハード イワン・ドディグ アレクサンダー・ペヤ
ブルーノ・ソアレス
4–6, 3–6
準優勝 16. 2014年10月5日 東京 ハード イワン・ドディグ ピエール=ユーグ・エルベール
ミハル・プシシェズニ
3–6, 7–6(3), [5–10]
準優勝 17. 2014年11月16日 ロンドン ハード
(室内)
イワン・ドディグ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
7–6(5), 2–6, [7–10]
優勝 14. 2015年3月1日 アカプルコ ハード イワン・ドディグ マリウシュ・フィルステンベルク
サンティアゴ・ゴンサレス
7–6(2), 5–7, [10–3]
優勝 15. 2015年6月6日 全仏オープン クレー イワン・ドディグ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
6–7(5–7), 7–6(7–5), 7–5
準優勝 18. 2015年8月9日 ワシントンD.C. ハード イワン・ドディグ ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
4-6, 2-6
優勝 16. 2015年10月11日 東京 ハード レイベン・クラーセン フアン・セバスティアン・カバル
ロベルト・ファラ
7-6(7–5), 3-6, [10–7]
優勝 17. 2015年10月18日 上海 ハード レイベン・クラーセン シモーネ・ボレッリ
ファビオ・フォニーニ
6-3, 6-3
優勝 18. 2015年10月25日 ウィーン ハード (室内) ルカシュ・クボット ジェイミー・マリー
ジョン・ピアーズ
4-6, 7-6(7–3), [10–6]
優勝 19. 2015年11月8日 パリ ハード (室内) イワン・ドディグ ジャック・ソック
バセク・ポスピシル
2-6, 6-3, [10–5]

ダブルス成績

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 SR W–L
全豪オープン A 1R 2R 1R 1R 1R 1R 3R SF 0 / 8 7–8
全仏オープン 2R 2R 1R QF 2R QF 3R 3R W 1 / 9 19–8
ウィンブルドン SF 3R 2R 2R 2R QF F QF 0 / 8 20–7
全米オープン QF 3R 2R 3R 2R 3R SF SF 0 / 8 19–8

脚注

外部リンク


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