La_Muse_en_Circuitとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > La_Muse_en_Circuitの意味・解説 

La Muse en Circuit

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 20:35 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

La Muse en Circuit(ラ・ミューズ・アン・シルキュイ)はフランス国内に6カ所設立されているフランス国立音楽創作センターフランス語版のひとつ。1982年フランス作曲家リュック・フェラーリにより設立された。訳語として「回路の詩神」協会があてられている[1]

沿革と歴史

1982年リュック・フェラーリによってパリ郊外のヴァンヴに創設。 創設にあたってはジャック・ラング文化相の文化担当補佐官で芸術評論家でもあったモーリス・フルレフランス語版 の後押しがあった。

1992年には文化省の支援を得てヴァンヴからアルフォールヴィルに移転し、内部に3つのメインスタジオを構える。

1994年にリュック・フェラーリが会長(Président)を辞任し[2][3]、その後1999年に創設時からのメンバーであり、作曲家ダヴィッド・ジスフランス語版 がディレクターに就任するまでの5年間は構造的に不安定な時期であった [4]

2006年フランス国立音楽創作センターとなる。

2013年にダヴィッド・ジスがディレクターを引退、文化相によりディレクターにヴィルフリード・ヴェンツレンが任命された。

2015年に録音専用スタジオであったスタジオ・ジョン・ケージが改装され、コンサートホールとしての機能を併せ持つものとなった。

活動内容

“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)の活動内容は以下のものを含んでいる。

プロデュース

創設時よりフランス国内を中心として、西欧でミュージックシアター、ラジオアート、コンサート、音盤などを企画プロデュース、共同制作している。また2001年からは毎年、パリを中心として、コンサート、シンポジウム、講演、展示などで構成される芸術祭『EXTENSION』を開催し、またラジオ・アートのコンクールとして” CONCOURS INTERNATIONAL D'ART RADIOPHONIQUE POUR SONS FIXES ET VOIX ” ( Concours Luc Ferrari とも)を開催している。

スタジオ運営

ヴァンヴ時代は2つ、アルフォールビルに移転後は3つのスタジオにおいて電子音響音楽実験音楽をメインとしつつもそれにとらわれない幅広い音楽制作、レコーディングなどを行っている。

逸話

“La Muse en Circuit”の名称はリュック・フェラーリ夫人であり、創設メンバーの一人でもあるブリュンヒルド・フェラーリによってつけられた。初代のロゴはジャック・ブリソにより制作され、ルーヴル美術館所蔵の「ガブリエル・デストレとその妹」からとられている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ http://association-presquerien.hatenablog.com/entry/2013/09/24/201932
  2. ^ 1996年まで在籍していた
  3. ^ この辞任を元にリュック・フェラーリが作曲した作品が「灰皿と辞任の物語」である
  4. ^ La Muse en Circuit

関連項目

外部リンク


「La Muse en Circuit」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「La_Muse_en_Circuit」の関連用語

La_Muse_en_Circuitのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



La_Muse_en_Circuitのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLa Muse en Circuit (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS