KT8D5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:25 UTC 版)
「タトラKT8D5」も参照 チェコスロバキアなど社会主義国家における需要増加に対応するべく、多数の乗客を積載出来る車両として開発された連接車。サイリスタ制御方式を採用した車両で、運転台が編成の両側に備わっており、機回し用のループ線が存在しない路線でも使用されている。 1982年から設計が始まり、1984年に試作車が完成。その後1986年から量産が始まり、1990年代までチェコスロバキア、ユーゴスラビア、北朝鮮などの各都市に導入された。チェコスロバキアやユーゴスラビア向けの編成にはKT8D5CS、北朝鮮向けにはKT8D5K、ソ連向けの車両はKT8D5SUの形式名が付けられている。また、1998年から1999年にかけて、チェコのブルノ市電向けに中間車体を低床化したKT8D5Nが導入されている。 2000年代以降、チェコとスロバキア各都市で使用されているKT8D5の一部に近代化工事が施工されている。 KT8D5R.N1 - 中間車体を低床化、片運転台化 KT8D5R.N2 - 中間車体を低床化 KT8D5R.N2P - 全車体を低床化、電子機器を更新 形式名編成製造年全長全幅全高自重最高速度出力歯車比着席定員立席定員軌間備考KT8D5 3車体連接車 1986年-93年 30,300mm 2,480mm 3,145mm 38.0t 65km/h 45.0kW×8 ? 48-54人 177人 1,435mm1,524mm KT8D5N 3車体連接車 1998年-99年 30,300mm 2,480mm 3,170mm 38.0t 65km/h 49.3kW×8 ? 50人 176人 1,435mm KT8D5(チェコ:オストラヴァ)(1992年撮影) KT8D5(チェコ:プラハ) KT8D5N(チェコ:ブルノ) KT8D5R.N1(チェコ:オストラヴァ) KT8D5R.N2(スロバキア:コシツェ) KT8D5R.N2P(チェコ:プラハ)
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