KT66
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 03:02 UTC 版)
「ギター・アンプ用真空管」の記事における「KT66」の解説
RCAからビーム4極管の技術の供与を受けたM-O Valveが英国の状況に合わせ、1937年に開発したのがKT66である。当時、英国ではPX4という3極出力管が多用されており、KT66の3極管接続特性はPX4に近づけてある。プレート電力損失は30W、プッシュプルAB1級出力は30WでプッシュプルAB2級出力は定められていない。 現在[いつ?]、本来は別物である、KT66と6L6GCの区別がやや曖昧になっているきらいがある。これは、真空管が量産されていた当時から、各メーカーで性能向上のための設計変更や、製造コスト削減のため、真空管部材をできるだけ共通・共用とすることがなされてきた結果、現在[いつ?]、「復刻球」(開発メーカーのオリジナル規格に忠実に従った真空管)、「互換球」(若干、特性が異なるが、周辺回路の変更、すなわちアンプの改造をすることなく使える真空管)、「向上球」(各メーカの最新技術を投入して性能を向上させた真空管。アンプの改造が必要になることがある)が混在するためである。従って「こだわって」使いたい場合には、メーカー発行の規格表を入手し、選ぶ必要がある。
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