KISS
読み方:キス
別名:KISSの法則,KISSメソッド
KISSとは、サイトデザインやSEOで用いられる言葉で、「構造をできるだけ簡単にせよ」という趣旨の格言である。KISSは「Keep It Simple, Stupid.」の略語で、和訳すれば「単純にしろよ、バーカ」といった意味となる。
Webサイトの構成は、一般に単純明快であればあるほどアクセシビリティ(アクセス容易性)の向上につながるとされる。内容が把握しやすく、また利用方法が単純・簡単であればあるほど、「使いやすいページ」として認識される。KISSの法則は、Webサイト内で人が見る部分(ページレイアウトやリンクの関係など)についても、また検索エンジンが見る部分(HTMLコードなど)についても、共通する事柄であるとされる。
あまりに複雑な構成のWebサイトやWebページは、ユーザーが目的の情報を見つけ出せず、また目的の情報にへたどり着けないという弊害をもたらすことが多い。また、ページあたりの情報量がむやみに多かったり、あるいは特殊なスクリプト言語をあまりに多用している場合なども、読み込みにも時間がかかるなど、何かとユーザーに不便さを感じさせる機会が多くなる。
同じくSEOの観点からも、KISSの法則は重要視される。サーチロボットはタグを認識して重要なキーワードやWebサイトのテーマを認識し、またリンクをたどって下位階層のWebページを発見したりするものである。このとき、いたずらに複雑で膨大な量の記述は、ソースコードの論理的エラーを引き起こしやすくなり、サーチロボットのスムーズな読み込みも妨げやすくなる。結果的に、サーチロボットはそのWebページを重要視しなくなり、検索エンジンにおける順位も下位に位置づけられてしまう。
KISSの原則
(KISSの法則 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 02:27 UTC 版)
KISS の原則 (英: KISS principle) とは、「Keep it simple stupid.」(シンプルで愚鈍にする)、もしくは「Keep it simple, stupid.」(シンプルにしておけ!この間抜け)、もしくは「Keep it short and simple.」(簡潔に単純にしておけ)という内容の、1960年代の米国海軍において言われた、経験的な原理・原則[1]の略語。その意味するところは、設計の単純性(簡潔性)は成功への鍵だということと、不必要な複雑性は避けるべきだ、ということである。
- 1 KISSの原則とは
- 2 KISSの原則の概要
- 3 関連項目
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