KC-UA460A系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:20 UTC 版)
「日産ディーゼル・スペースランナーA」の記事における「KC-UA460A系」の解説
1997年にUA460KAM(改)として試作扱いで登場したフルフラットノンステップバス。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。ドイツZF社からトルコンATやドロップアクスルなどを輸入して製造した。ホイールがISO規格の10穴となっている。 構造的には、車体後部に通常のKC-UA460A系と同じPG6型エンジン (235ps) を垂直横置きしている。ボディは富士重工のみの製造で7Eを架装する。 1997年に製造された初期車は、都営バス・名古屋市営バス・京都市営バス・熊本市営バスに投入されたが、すでに全廃となっている。このうち最後に廃車されたのは京都市営バスで2013年初頭まで活躍した。 翌1998年に正式承認を取り、KC-UA460KAM(M尺はK尺の改造扱いで社内ではUA460MAMとして区別)として発売。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。構造的に従来と大差はなく屋根が若干薄くなった程度。中扉グライド仕様のサンプルカーはじょうてつに譲渡された(2013年春廃車)。 フルフラットノンステップで、整備や操作性に難のあるエンジン横置き搭載アングルドライブ駆動ということもあり、地方事業者への移籍車でもすでに廃車が発生している。2016年4月時点で現役で活躍している車両は、北海道拓殖バス(関東バスからの移籍車)、ヒカリ総合交通(京王バスからの移籍車)各1台、千歳相互観光バス(西武バスからの移籍車両)、岩手県交通(西武バス及び都営バスからの移籍車。都営バスからの移籍車は東日本大震災支援による無償譲渡車)、プリンセスライン(神戸市営バス→神戸交通振興からの移籍車両)、九州産交バス(新製導入車及び西武バスからの移籍車各1台)のみとなっている。 3扉ノンステップバス(H9年度試作車)UA460MAM(富士R17/7E)名古屋市交通局 M尺(WB5.3m、改造扱い)ノンステップバスKC-UA460KAM改(富士R17/7E)九州産交バスの新製導入車 KC-UA460KAM(富士R17/7E)岩手県交通 UA460KAM(富士R17/7E)後部東京都交通局
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