K-RJ/RR系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:03 UTC 版)
「日野・レインボー」の記事における「K-RJ/RR系」の解説
1980年、それまでのモノコック構造による車体をもった、RL系をモデルチェンジしてレインボーRJ(当初は板バネのみ)が誕生した。車体は直線的なスケルトン(マルチチューブラーフレーム)構造となり、中型バスに対するイメージを一新した。 路線系は、側窓が2連ユニット式となった天地の狭い2段式が標準で、窓上の幕板が広いのが特徴。前面は左右1つずつの丸形前照灯が特徴で、「二つ目」と呼ぶファンもいる。なお、前照灯は角形4灯も選択でき、それらは異なる印象を与えた(阪急バスや尼崎市営バスに納入)。前面窓も左側の下辺が右側よりも下がっている視野拡大タイプが特徴で、これは西日本車体工業のB型などにも影響を与えた。なお当初は、前面大型方向幕はオプションで、冷房装置も同様であった。 初期モデルは、昭和54年排出ガス規制(規制記号:K-)適合車で、全長によってK-RJ170AAもしくはK-RJ172AAが存在した。エンジンは、RL系の最終モデルに搭載されたEH700型(直6、170 PS)が引き続き採用された。前面に大型方向幕を搭載する場合はその部分が隆起していた。冷房装置は直結式が選ばれる場合は、前方屋根上にエバポレーターが搭載されて独特の外観となった。なお、事業者によっては独立機関式(サブエンジン式)も選ばれた(近畿日本鉄道など)。また、リアコンビランプは当初は規格型ではなく、縦3連式であった。 前述の通り、当初は板ばねのレインボーRJのみだったが、1982年に板ばね併用空気ばね装備のレインボーRRが追加され、箱根登山鉄道などに納入された。 K-RJ 初代RJ西東京バスK-RJ172AA 初代RJ新常磐交通K-RJ172AA 初代RJ上信電鉄K-RJ172AA
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