G1シリーズ準拠の玩具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 21:11 UTC 版)
「オメガ・スプリーム」の記事における「G1シリーズ準拠の玩具」の解説
トランスフォーマーの玩具、特に初代の時期には、ハズブロ社は日本の玩具メーカータカラなど他社からトランスフォーマーとは無関係の変形ロボット玩具のOEM供給を受け『TRANSFORMERS』シリーズとして発売していた(こうしたキャラクターは同時にアニメにも登場)。1985年に発売されたオメガ・スプリームもその一つであり、元は日本の玩具メーカートイボックスが1984年に発売した「スーパーチェンジロボ メカボット-1」である。いわば、オメガ・スプリームは「メカボット-1」のリカラー商品であった。 玩具は設定通り両腕がロケット部に変形するギミックの他、戦車部分が単三電池二本を使用し電動走行する。これによって戦車モードでのレール移動と、ロボットモードでの電動歩行(すり足歩行)を再現している。戦車モードでは砲塔となる頭部は手動で旋回し、頭部レーザーキャノンも手動で俯仰する。戦車部分を載せるレール部分は、背部翼になり、玩具ではこの背部翼の組み合わせによって劇中に無い、玩具オリジナルの変形が出来る。 日本では放映当時、トランスフォーマーの玩具を販売していたのはタカラであったため、オメガ・スプリームは版権の問題により発売が見送られた。これはメカボット-1の開発、製造元がライバル企業のトミーだったことに起因する(トミーがトイボックスから依頼されたOEM製品であった)。2006年、タカラがトミーと合併しタカラトミーとなり権利問題が解消され、のちに金型も旧トミーに保存されていた事が判明。トランスフォーマー アンコールで待望のオメガ・スプリームが復刻されることとなった。2008年6月26日発売、税込価格10,500円。リデコされた点として、アニメに準拠した顔を新造し追加している(ただし目と鼻だけであり口の部分までは再現されていない)。これまでのモデルでは頭部バイザー下にはただ麦球があるだけだったが、顔が追加されたことでLED点灯で目が光る様子が再現されている。 さらに、e-HOBBY SHOPネット通販にてアンコール版オメガ・スプリームをリカラーした「e-HOBBY限定 TF コレクターズエディション ガデプ」が限定販売された。2008年9月発売、税込価格13,650円。
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