Flailとは? わかりやすく解説

flail

別表記:フレイル

「flail」の意味・「flail」とは

「flail」は英語の単語で、主に二つの意味を持つ。一つ目は、農業において穀物脱穀を行う道具である「フレイル」を指す。二つ目は、手足を乱暴に振り回す、または無秩序に動かすという動作を表す動詞である。具体的には、パニック陥った人が手足振り回す様子や、バランス失った人が体を制御しようとする様子表現する際に用いられる

「flail」の発音・読み方

「flail」の発音は、IPA表記では /ˈfleɪl/ となる。IPAカタカナ読みでは「フレイル」となり、日本人発音するカタカナ英語では「フレイル」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「flail」の定義を英語で解説

「flail」は、英語で定義すると、"a tool used in farming to separate grains from their husks" または "to wave or swing wildly" となる。前者農業用としてのフレイル」を指し後者手足を乱暴に振り回す動作を指す。

「flail」の類語

「flail」の類語としては、「thrash」、「swing」、「wave」などがある。これらはいずれも何かを振り回す揺らすといった動作を表す動詞である。具体的には、「thrash」は乱暴に振り回す、または打つことを、「swing」は大きく揺らすことを、「wave」は手を振ることをそれぞれ表す。

「flail」に関連する用語・表現

「flail」に関連する用語表現としては、「flail about」、「flail around」などがある。これらは「flail」の動詞形を用いた表現で、どちらも手足無秩序に振り回す様子を表す。具体的には、パニック状態の人が周囲手足振り回す様子や、水泳が苦手な人がプール手足バタつかせる様子描写する際に用いられる

「flail」の例文

1. He flailed his arms in an attempt to keep balance.(彼はバランスを保つために腕を振り回した
2. The bird flailed its wings desperately.(その必死に翼を振り回した
3. The drowning man was flailing about in the water.(溺れている男性水中手足バタつかせていた)
4. The child was flailing around on the floor in a tantrum.(子供が床で癇癪起こし手足振り回していた)
5. The wind caused the tree branches to flail wildly.(風で木の枝が乱暴に揺れ動いた
6. He used a flail to separate the wheat from the chaff.(彼はフレイル使って小麦もみ殻分けた
7. The flail is an old agricultural tool.(フレイルは古い農業用具である)
8. The flail was commonly used in the Middle Ages.(フレイル中世によく使われた)
9. The boxer flailed his opponent with a series of punches.(ボクサー一連のパンチ相手乱打した
10. The dancer's arms flailed as she spun around.(ダンサーの腕が彼女が回転するときに振り回された)

唐棹

(Flail から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 15:22 UTC 版)

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唐棹

唐棹(からざお/ からさお[1]:殻竿とも)は日本の農具の一種で、大豆など、穀物の脱穀作業に使用する道具。唐竿、連枷、くるりなどとも呼称する。長い竿の先端に、回転する短い棒を取り付けた形状をしている。この竿を持ち、むしろの上に広げられた穀物を、短い棒を回転させながらたたき、脱穀する。このような脱穀方法を、千歯扱きなどの「梳き」に対して「打穀」と呼ぶ。

この唐棹による脱穀は、稲や麦だけでなく他の作物にも幅広く応用できたので、世界各国に数多く似たようなものがある。

西洋では唐棹状の農具を元にしたフレイルと言う打撃武器が開発され、甲冑を身に纏い、剣では有効な打撃を与えることが難しい重装騎兵に対する対抗手段として大いに普及した。沖縄のヌンチャクも、唐棹をもとに考案されたと言われている。日本ではお殻打ち棒といわれ、竿と短い棒を連結していた金具は鉄鎖、短い棒は鉄造りとなった。

図像学

ドイツ、メルフェルデン=ヴァルドルフの紋章。オークと唐棹と馬蹄

古代エジプトではしばしばファラオが唐棹と牧杖を手にした姿で表される(en:Crook and flail参照)。

西洋の紋章では、農業を象徴するために、しばしば唐棹があしらわれる。

脚注

  1. ^ 笹山晴生 ・奥田義雄・河野重男 ・佐藤竺著『中学社会 歴史』(文部省検定済教科書中学校社会科用。平成8年2月29日検定済。平成10年1月20日発行。教育出版 株式会社。教科書番号 17 教出 歴史762) p 136に「下の絵は, 江戸時代の農具の変化を示したものである。稲を刈りとると, 日に干し, 稲からもみを落とす脱穀作業になる。その農具が, からさおから千歯こきに変わった。」と記載されている。

関連項目



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