FIFAサッカー発展プロジェクトからの資金提供
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 19:28 UTC 版)
「朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会」の記事における「FIFAサッカー発展プロジェクトからの資金提供」の解説
北朝鮮サッカー協会は、国際サッカー連盟(FIFA)のインフラ整備、組織体制作り、教育(指導者・審判・スポーツ医学等)、ユース育成等に対する助成制度(FIFAサッカー発展プロジェクト)であるFIFAゴールプロジェクト(1999年から2015年頃まで実施)から資金提供を受けていた。同プロジェクトから2001年から2013年までに、6回で合計200万ドルの支援を受けた。 同プロジェクトは、1プロジェクトに対し、40万USドル(約 4,000万円程度)まで助成する。 同プロジェクトから、初めて、2001年に金日成競技場人工芝の張り替えのため、45万ドルが支援され、2004年2月には北朝鮮サッカー協会の建物と北朝鮮代表選手の合宿所補修工事のため41万ドルが支援された。また、同プロジェクトから50万ドル(4920万円)の資金提供(平壌国際サッカー学校の建設・補修費用)を受け、2013年5月31日に平壌国際サッカー学校を設立した(後述)。 だが、北朝鮮政府が2016年に2回の核実験を行ったことを受け、FIFAは同年3月、北朝鮮を対象のFIFAゴールプロジェクトを凍結した。結果、同プロジェクトから資金を受けていた平壌国際サッカー学校の資金繰りが苦しくなった。 2016年5月9日から新しいFIFAサッカー発展プロジェクトであるFIFAフォワードプログラムが開始された。同プログラムは、FIFA加盟全サッカー協会(2018年時点全211協会)及び全6地域連盟対象のステップアップ(段階的に引き上げる)財政支援プログラム。4年で1サイクルで、160万ドルから500万ドルに増額する。各サッカー協会は、年間75万ドルをピッチなどの施設の整備、女子サッカーの発展などのサッカープロジェクトに費やせる。また、各協会は、年間50万ドルの経費を受け取る。各地域連盟へは4年間の1サイクルで、2200万ドルから4000万ドルに増額させる。また、女子サッカーや各年代別代表の世界大会の旅費が必要な協会には、最高100万ドルの特別手当を支給する。男女とも年代別地域大会主催協会に、年間100万ドル払い戻す。男女リーグ、男女のユースリーグ、女子サッカーの普及及び宣伝活動、草の根サッカー推進と開発戦略、審判の推進と開発戦略等全10項目の基準を満たす協会(少なくとも2つは女子サッカーを重視すること)は、基本年間10万ドルに加え、毎年5万ドルの追加資金、最大で毎年40万ドルの追加資金を得ることができる。(国際サッカー連盟#FIFAサッカー発展プロジェクトの項も参照のこと)) 今後は、上記のFIFAフォワードプログラムから資金提供を受ける予定である。
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