FIFAコンフェデレーションズカップ2005とは? わかりやすく解説

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FIFAコンフェデレーションズカップ2005

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 02:08 UTC 版)

FIFAコンフェデレーションズカップ2005
大会概要
開催国 ドイツ
日程 2005年6月15日 - 6月29日
チーム数 (6連盟)
開催地数 (5都市)
大会結果
優勝 ブラジル (2回目)
準優勝 アルゼンチン
3位 ドイツ
4位 メキシコ
大会統計
試合数 16試合
ゴール数 56点
(1試合平均 3.5点)
総入場者数 603,106人
(1試合平均 37,694人)
得点王 アドリアーノ(5点)
最優秀選手 アドリアーノ
 < 20032009

FIFAコンフェデレーションズカップ2005: FIFA Confederations Cup 2005)は、2005年平成17年)6月15日から6月29日にかけて、FIFAワールドカップ・ドイツ大会のプレ大会としてドイツで開催された第7回目のFIFAコンフェデレーションズカップである。

概要

これまで、当大会は2年に1回のペースで行われていたが、前回大会におけるカメルーン代表マルク=ヴィヴィアン・フォエ選手の急逝を受けて、過密スケジュールを避けるという観点と、次回のFIFAワールドカップの運営リハーサルを行なうという観点を考慮して、今大会からコンフェデレーションズカップをFIFAワールドカップ本大会の前年に、同大会の開催国で行なうプレ公式大会と正式に定義し、かつグループリーグのスケジュールにも一定の間隔を持たせるようにした。

エピソード

オーストラリア代表は、今大会をグループリーグA組を勝ち点0の最下位で終えた。そのことに危機感を覚えたオーストラリアサッカー連盟は、フランク・ファリーナ監督を更迭し、異なるチームでFIFAワールドカップ2大会連続ベスト4を成し遂げたフース・ヒディンク監督招聘を決断。同監督招聘には多額の資金(日本円で8億円相当)と熱意が必要とされたが、根気強く交渉を続けヒディンクの監督招聘に成功した。ヒディンクはオーストラリアを32年ぶりとなるFIFAワールドカップ本大会出場に導き、さらにドイツ大会でもベスト16という快挙を達成させた。

出場国

チーム 大陸連盟 参加資格 回数
ドイツ UEFA 2006 FIFAワールドカップ 開催国 3大会ぶり2回目
日本 AFC AFCアジアカップ2004 優勝 3大会連続4回目
チュニジア CAF アフリカネイションズカップ2004 優勝 初出場
メキシコ CONCACAF 2003 CONCACAFゴールドカップ 優勝 2大会ぶり5回目
アルゼンチン CONMEBOL コパ・アメリカ2004 準優勝 5大会ぶり3回目
オーストラリア OFC OFCネイションズカップ2004 優勝 2大会ぶり3回目
ギリシャ UEFA UEFA EURO 2004 優勝 初出場
ブラジル CONMEBOL 2002 FIFAワールドカップ 優勝、コパ・アメリカ2004 優勝 5大会連続5回目

会場一覧

ドイツ対オーストラリアの試合
都市 スタジアム名 収容人数
フランクフルト コメルツバンク・アレーナ 48,132人
ケルン ラインエネルギーシュタディオン 46,120人
ハノーファー AWDアレーナ 44,652人
ライプツィヒ ツェントラールシュタディオン 44,200人
ニュルンベルク フランケン・シュタディオン 41,926人

結果

グループリーグ

グループ A

チーム
1 ドイツ 3 2 1 0 9 5 +4 7
2 アルゼンチン 3 2 1 0 8 5 +3 7
3 チュニジア 3 1 0 2 3 5 −2 3
4 オーストラリア 3 0 0 3 5 10 −5 0


アルゼンチン 2 - 1 チュニジア
リケルメ  33分 (PK)
サビオラ  57分
レポート ゲマムディア  75分 (PK)

ドイツ 4 - 3 オーストラリア
クラーニ  17分
メルテザッカー  23分
バラック  60分 (PK)
ポドルスキ  88分
レポート スココ  21分
アロイージ  31分90+2分
コメルツバンク・アレーナフランクフルト
観客数: 46,466人
主審: カルロス・アマリージャ


チュニジア 0 - 3 ドイツ
レポート バラック  74分 (PK)
シュヴァインシュタイガー  80分
ハンケ  88分
ラインエネルギーシュタディオンケルン
観客数: 44,337人
主審: ピーター・プレンダーガスト

オーストラリア 2 - 4 アルゼンチン
アロイージ  61分 (PK)70分 レポート フィゲロア  12分53分89分
リケルメ  31分 (PK)


オーストラリア 0 - 2 チュニジア
レポート サントス  26分70分
ツェントラールシュタディオンライプツィヒ
観客数: 44,337人
主審: カルロス・チャンディア

アルゼンチン 2 - 2 ドイツ
リケルメ  33分
カンビアッソ  74分
レポート クラニー  29分
アサモア  51分
フランケン・シュタディオンニュルンベルク
観客数: 42,088人
主審: ルボス・ミシェル


グループ B

チーム
1 メキシコ 3 2 1 0 3 1 +2 7
2 ブラジル 3 1 1 1 5 3 +2 4
3 日本 3 1 1 1 4 4 0 4
4 ギリシャ 3 0 1 2 0 4 −4 1


日本 1 - 2 メキシコ
柳沢敦  12分 レポート シーニャ  39分
フォンセカ  64分

ブラジル 3 - 0 ギリシャ
アドリアーノ  41分
ロビーニョ  46分
ジュニーニョ  81分
レポート
ツェントラールシュタディオンライプツィヒ
観客数: 42,507人
主審: ルボス・ミシェル


ギリシャ 0 - 1 日本
レポート 大黒将志  76分
コメルツバンク・アレーナフランクフルト
観客数: 34,314人
主審: ヘルベルト・ファンデル

メキシコ 1 - 0 ブラジル
ボルヘッティ  59分 レポート


ギリシャ 0 - 0 メキシコ
レポート
コメルツバンク・アレーナフランクフルト
観客数: 31,285人
主審: カルロス・アマリージャ

日本 2 - 2 ブラジル
中村俊輔  27分
大黒将志  88分
レポート ロビーニョ  10分
ロナウジーニョ  39分
ラインエネルギーシュタディオンケルン
観客数: 44,922人
主審: ムラード・ダーミ


決勝トーナメント

 
準決勝 決勝
 
           
 
6月25日 - ニュルンベルク
 
 
ドイツ 2
 
6月29日 - フランクフルト
 
ブラジル 3
 
ブラジル 4
 
6月26日 - ハノーファー
 
アルゼンチン 1
 
メキシコ 1 (5)
 
 
アルゼンチン (p) 1 (6)
 
3位決定戦
 
 
6月29日 - ライプツィヒ
 
 
ドイツ (延長) 4
 
 
メキシコ 3

準決勝


ドイツ 2 - 3 ブラジル
ポドルスキ  23分
バラック  45分 (PK)
レポート アドリアーノ  21分76分
ロナウジーニョ  43分 (PK)
フランケン・シュタディオンニュルンベルク
観客数: 42,187人
主審: カルロス・チャンディア


3位決定戦


ドイツ 4 - 3
(延長)
メキシコ
ポドルスキ  37分
シュヴァインシュタイガー  41分
フート  79分
バラック  97分
レポート フォンセカ  40分
ボルヘッティ  58分85分

決勝


ブラジル 4 - 1 アルゼンチン
アドリアーノ  11分63分
カカ  16分
ロナウジーニョ  47分
レポート アイマール  65分
コメルツバンク・アレーナフランクフルト
観客数: 45,591人
主審: ルボス・ミシェル

優勝国

 FIFAコンフェデレーションズカップ2005優勝国 

ブラジル
4大会ぶり2回目

表彰

受賞選手・チーム 備考
ゴールデンボール(大会MVP) アドリアーノ 優勝
シルバーボール フアン・ロマン・リケルメ 準優勝
ブロンズボール ロナウジーニョ 優勝
ゴールデンシューズ(得点王) アドリアーノ 5得点
シルバーシューズ ミヒャエル・バラック 4得点
ブロンズシューズ ジョン・アロイージ 4得点
ゴールデングローブ(最優秀GK) オスワルド・サンチェス 5失点
フェアプレー賞 ギリシャ 1回目

外部リンク


FIFAコンフェデレーションズカップ2005

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 07:58 UTC 版)

フアン・ロマン・リケルメ」の記事における「FIFAコンフェデレーションズカップ2005」の解説

2005年ホセ・ペケルマン監督によってFIFAコンフェデレーションズカップ2005に出場するメンバー選出され背番号8番を渡された。グループリーグ初戦チュニジアアフリカ代表)戦 (2-1) では33分にPK先制点挙げ、2戦目のオーストラリアオセアニア代表)戦 (4-2) でも31分PK決めた最終戦ドイツ開催国)戦 (2-2) では33分に同点ゴール決めアルゼンチン勝ち点7のグループ首位タイ決勝トーナメント進出決めた準決勝ではメキシコ北中米カリブ海代表)と対戦延長終えて1-1同点であり、リケルメPK戦の1番手としてキック成功させた。アルゼンチンPK戦6-5勝利し決勝進出決めたフランクフルトヴァルトシュタディオン行なわれ決勝ブラジル南米代表)戦にはフル出場したが、アルゼンチン1-4敗れて準優勝終わったブラジルアドリアーノ得点王ゴールデン・ボール最優秀選手賞)を受賞しリケルメはシルバー・ボール(最優秀選手賞次点)を受賞した

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