F3で使用されたエンジンの一例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:48 UTC 版)
「フォーミュラ3」の記事における「F3で使用されたエンジンの一例」の解説
エンジン名チューナー名形式名供給していた選手権・年代備考戸田レーシング 戸田レーシング TR-F301 全日本(~2020) 2013年規格 トヨタ-トムス トムス TAZ31 全日本(~現在) 2013年規格 フォルクスワーゲン スピース OXY ヨーロッパ(~2018)・全日本(2016~現在) 2013年規格 メルセデス・ベンツ HWA F3-414 ヨーロッパ(~2018)・全日本(2016~2019) 2013年規格 スリーボンド 東名エンジン TB14F3 ヨーロッパ(2012~2016)・全日本(2017~現在) 2013年規格 無限ホンダ M-TEC MF204D 全日本(~2016) 2013年規格 ニールブラウン・エンジアリング ニールブラウン・エンジアリング NBE4 ヨーロッパ(~2016) 2013年規格 無限ホンダ ニールブラウン・エンジアリング MF204C イギリス(~2009、~2011/ルーキークラス)・オーストラリア(~2016) トヨタ-トムス トムス・ハナシマレーシング 3S-GE 全日本(~2017/Nクラス) メルセデス・ベンツ HWA M271 ヨーロッパ・イギリス・ドイツ・オーストラリア フォルクスワーゲン スピース A41 ヨーロッパ・イギリス・ドイツ オペル スピース X18XE ドイツ・オーストラリア 2004年をもってワークス活動を終了。 過去に於いてはフォード、フィアット、日産等も供給されていた。 ユーロシリーズ(ヨーロッパ選手権の前身)、イギリスシリーズでは、従来メルセデスが圧倒的な強さで、シリーズランキング上位を独占していた。2007年シーズン途中からフォルクスワーゲンがユーロシリーズに復帰し、2008年からはメルセデスと同等の戦闘力を発揮した。これによりメルセデスの優位性が崩れ、フォルクスワーゲンへ変更するチームが出てきた。さらに、フォルクスワーゲンエンジンはイギリスF3でも2008年から登場し、2009年シーズンはチャンピオンエンジンとなった(1991年の旧ドイツ選手権以来)。メルセデスとフォルクスワーゲンのエンジン競争が生まれた事で、既にワークス活動を終了してるオペルと無限エンジンではチャンピオン争いに参加する事が出来なくなり、ユーロシリーズからはオペルが、イギリスでは無限がインターナショナルクラスから姿を消した。このため、本来トヨタ-トムスエンジンを使うべき立場にあるトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム (TDP) からの参戦ドライバーや、自動車メーカー直系育成プログラムドライバーもチャンピオン争いを考慮し、ヨーロッパ選手権やイギリス選手権ではメルセデスやフォルクスワーゲンで参戦していた。2014年からは10年ぶりにルノーがヨーロッパ選手権に復帰した。 全日本では、トヨタ-トムスが20年ぶりに新型エンジン「1AZ-FE」を2007年シーズンから登場させ、それまで使用されていた「3S-GE」がナショナルクラスのワンメイク指定エンジンとなった。さらに2013年には前述の直噴エンジン化に伴い、新エンジンの「TAZ31」が登場した。無限エンジンは、2007年でワークスによるエンジン開発が一旦終了し、全日本は戸田レーシング、イギリス選手権はニールブラウン・エンジニアリングによってチューニングが行われていたが、2013年よりワークス参戦が復活した。
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