F1日本グランプリ開催時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:09 UTC 版)
「伊勢鉄道伊勢線」の記事における「F1日本グランプリ開催時」の解説
鈴鹿サーキット稲生駅を最寄とする鈴鹿サーキットでは、1987年からほぼ毎年、FIA(国際自動車連盟)主催F1世界選手権日本グランプリが開催されている(2007年と2008年は富士スピードウェイで開催、2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。開催当日は多くの観客が伊勢鉄道を利用するため、特別ダイヤが組まれる。 開催日には伊勢鉄道の定期普通列車はイセIII形2両編成となり車掌が乗務するツーマン運転になる(ワンマン用のホーム確認ミラーは2両停車位置にないため)。特急「南紀」や快速「みえ」の大半が鈴鹿サーキット稲生駅に臨時停車するほか、JR東海から車両(名古屋車両区のキハ85系やキハ75形・キハ25形のほか、キハ85系以外は美濃太田車両区の車両も応援に入ることがある)を借用するなどして輸送力確保に努めているが、通常時に比べ輸送量が大きいことや鈴鹿サーキット稲生駅には渡り線などの折り返し設備が存在しないため、最混雑時には鈴鹿サーキット稲生駅に長蛇の列ができる。これにより乗降にも時間がかかり、開催日などは朝から10分程度の遅延が毎年恒例のように起きている。また、快速「みえ」は全車自由席になる。 キハ75形の車内表示は快速「みえ」の臨時停車に対応しており走行中は「次は鈴鹿サーキット稲生」・停車時は「鈴鹿サーキット稲生」と、どちらもスクロールで表示される。 なお、臨時列車が出るのはF1日本グランプリ開催時のみであり、スーパーフォーミュラや鈴鹿10耐、鈴鹿8耐など他カテゴリのレースに関しては特急「南紀」・快速「みえ」の臨時停車(もしくは増結)がある程度でその他は通常運行となる。
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