F1以外の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 05:40 UTC 版)
ウィリアムズはF1以外にも過去に下記のような活動を行っている。 グループB規定のMG・メトロ6R4の開発に参画。自然吸気エンジンでパワーこそライバルに劣ったが、高い空力性能を持っていた。最高成績は1985年RACラリーの3位。 DTM/ITCのオペル・カリブラ4×4の開発に1995年から参画。同年メルセデスを破ってチャンピオンを獲得した。 LMP1規定のプロトタイプレーシングカーであるBMW・V12 LMの開発に参画。シュニッツァー・モータースポーツによって、1998年のル・マン24時間レースに参戦した。同マシンのエボリューションモデル、V12 LMRは1999年のセブリング12時間レースとル・マン24時間レースで総合優勝を果たしている。 国際自動車連盟(FIA)が2009年から復活させたフォーミュラ2(F2)用のシャーシ設計を行い、2009年3月2日にブランズ・ハッチでウィリアムズ・JPH01を発表した。またF2のシリーズチャンピオンにはウィリアムズのF1マシンをテストする機会が与えられ、2009年はアンディ・ソウセック、2010年はディーン・ストーンマンが起用された。 2009年に開発していたフライホイール式KERSを、ポルシェ・911 GT3 Rハイブリッドに提供したほか、2012年にアウディがル・マン24時間に投入したR18 e-tron クワトロにも提供。同年のル・マン24時間レースで総合優勝を飾った。 2013年には関連会社のウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)と高性能スポーツカーの共同開発を行うことで合意。2014年より順次日産車をベースとした高性能市販車をリリースするとしていたが、実際には発売に至っていない。 ジャガーランドローバー(JLR)とも提携関係にあり、2010年にジャガーブランドでハイブリッドスポーツカー『C-X75』を共同開発しているほか、2016年からは共同でフォーミュラEへ参戦する。 フォーミュラE(2017 - 2018シーズンまで)やエクストリームEといった電気自動車(EV)によるレースシリーズでも、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング製のバッテリーが採用される例が多い。 なおウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングについては、2022年1月にオーストラリアのフォーテスキュー(Fortescue)グループに約1億6400万ポンドで売却しており、グループから外れている。
※この「F1以外の活動」の解説は、「ウィリアムズF1」の解説の一部です。
「F1以外の活動」を含む「ウィリアムズF1」の記事については、「ウィリアムズF1」の概要を参照ください。
- F1以外の活動のページへのリンク