F1再挑戦、そして最後の戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:52 UTC 版)
「サーキットの狼」の記事における「F1再挑戦、そして最後の戦い」の解説
水面下で熟成を重ねていたチーム神風はマシンを「ゼロ戦009」へ進化させ、満を持して1979年F1第6戦ベルギーGPへスポット参戦。再び風吹、神藤でレースに臨む。戦いの舞台、ゾルダーサーキットには風吹の師匠であり義兄である飛鳥ミノルの姿があった。 飛鳥は、前年にヨーロッパF2選手権でブルーノ・ジャコメリと同ポイントでダブルチャンピオンとなり、ジャコメリはアルファロメオから、飛鳥はポルシェからF1デビューとなった。ポルシェチームはツーリングカーレースの参戦経験から満を持してターボF1マシンを引っ提げてシーズン途中からの新規参戦であった。マスコミの注目はこのポルシェ一点のみとなり、風吹たちのチーム神風は一切注目されることなくレースは幕を開ける。 予選では風吹と飛鳥の戦いとなり、風吹が僅差でポールポジションを獲得した。決勝日はモナコF3以来、サーキットに足を運んでいなかったミキも訪れた。ミキはこのレースの優勝で風吹との結婚を誓う約束をした。決勝では風吹が少し出遅れるものの、最終的には風吹と飛鳥の一騎討ちとなった。トップ争いを繰り広げる二人。このままどちらが優勝しても日本人ドライバー初優勝となる。 ファイナルラップの最終コーナーまでホイールトゥホイールの戦いを続けた2台は並んだままチェッカーを受けた。運命的な戦いを駆け抜けた2人はウィニングランへ…(作中ではどちらが優勝したのかは触れられていない)。
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