Ene-1 GP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 13:43 UTC 版)
Ene-1 GPとは、大会側から支給される同一コンディションの単三形充電池を動力源とし、ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットで開催される総合的なエネルギーマネジメント競技。
概要
2011年より鈴鹿サーキットで開催され、その後2012年からツインリンクもてぎでも開催される。省エネルギーマネジメント競技としてはこれまでにもエコラン等が開催されてきており、電気自動車のエコランではワールド・エコノ・ムーブと双璧を成す。 参加チームの顔触れは工業高校や工業大学、工学部等、エコランでの常連が顔を揃える。従来開催されてきたワールド・エコノ・ムーブではかつて豊橋等でも開催されてきたが近年では開催地が減り、そのため参加チームは秋田県大潟村や千葉県、宮城県などと長距離の移動を余儀なくされるため、高校生のチームなどは参加のハードルが上がっていたが、ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキットで開催されるため周辺の地域のチームの参加が容易になった。また、使用される車輛はワールド・エコノ・ムーブやワールド・ソーラー・バイシクル・レースのSクラスで使用される車輛を流用可能なため、チームにとっても負担が軽くて済むため、歴史は浅いものの、参加チーム数は年々増え、2018年度は128チームにものぼる[1]。
歴史
年 | クラス | 優勝チーム | 合計タイム |
---|---|---|---|
2011 | KV-1 | 四十雀 | 10′32.038 |
KV-2 | 紀北工業高等学校 生産技術部 | 15′49.843 | |
KV-3 | チーム四中工 | 19′42.055 | |
2012 | KV-1 | チーム"ヨイショット!"ミツバ | 20′36.738 |
KV-2 | 飯田工業高校原動機部 | 28′39.724 | |
2013 | KV-1 | アヒルエコパレーシング東郷 | 18′42.365 |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 20′36.726 | |
2014 | KV-1 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 19′33.321 |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 22′24.184 | |
2015 | KV-1 | TeamBIZON | 18′27.310 |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 20′49.087 | |
2016 | KV-1 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 17′47.515 |
KV-2 | 404ecorun | 22′47.742 | |
2017 | KV-1 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 17′33.585 |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | 20′36.791 | |
2018 | KV-1 | 木本工作所 | 17′31.340 |
KV-2 | nn-tech エコランチーム | 19′51.045 |
年 | クラス | 優勝チーム |
---|---|---|
2012 | KV-1 | 今市工業高校 |
KV-2 | 飯田工業高校原動機部 | |
2013 | KV-1 | TeamBIZON |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校 原動機部 | |
2014 | KV-1 | Team BIZON |
KV-2 | 飯田OIDE長姫高校原動機部 | |
2015 | KV-1 | ZDP |
KV-2 | 飯⽥OIDE⻑姫⾼校 原動機部 | |
2016 | KV-1 | ZDP |
KV-2 | Team U-TECH | |
2017 | KV-1 | ZDP |
KV-2 | 飯⽥OIDE⻑姫⾼校 原動機部 | |
2018 | KV-1 | ZDP |
KV-2 | 飯⽥OIDE⻑姫⾼校 原動機部 |
レギュレーション
単三型充電池であるエネループ40本を動力源として使用する。走行中の回生エネルギーによる電池への充電装置の設置は認められていない。
- KV-1
車両重量制限なし
- KV-2
車両重量35kg以上制限
- KV-BIKEチャレンジ
2輪車で競う
脚注
参考文献
- エコ電気自動車のしくみと製作, 日本太陽エネルギー学会編, オーム社, ISBN 4-274-20291-7
- MOTORエレクトロニクス No.1 - CQ出版
- MOTORエレクトロニクス No.5 - CQ出版
- トランジスタ技術 2011年8月号
- トランジスタ技術 2014年11月号
- トラ技エレキ工房3 - CQ出版
関連項目
- ワールド・エコノ・ムーブ
- ワールド・ソーラー・バイシクル・レース
- ワールド・ソーラーカー・ラリー
- 電気自動車
- ワールド・ソーラー・チャレンジ (World Solar Challenge)
- ソーラーカーチームの一覧
外部リンク
Ene-1 GP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 09:04 UTC 版)
「電気自動車レース」の記事における「Ene-1 GP」の解説
詳細は「Ene-1 GP」を参照 Ene-1 GPは支給されるエネループを使用する自作の電気自動車で競われる。他の類似の競技と車輛を流用可能で比較的参戦しやすいため、工業高校の学生や個人を中心に近年、徐々に参戦するチームが増えつつある。
※この「Ene-1 GP」の解説は、「電気自動車レース」の解説の一部です。
「Ene-1 GP」を含む「電気自動車レース」の記事については、「電気自動車レース」の概要を参照ください。
「Ene-1 GP」の例文・使い方・用例・文例
- 最新のマルチコアGPUは圧倒的な描画性能を誇ります。
- 近年では、クエーサーの観測を応用したVLBIと呼ばれる方法やGPSによって、プレートの絶対運動も理解され始めている。
- 全地球測位システム(GPS)受信機や他のセンサーが備え付けられたプローブ(生態観測器)が,研究に使われるクジラに取り付けられる。
- 映像を投影する時間を計算するのに,全地球測位システム(GPS)が使われている。
- 迷子のペットをGPSで捜(さが)そう
- 警備サービス会社のセコムが,全地球測位システム(GPS)を使ったペットの位置検索サービスを6月24日から開始した。
- 野口さんは国際宇宙ステーション(ISS)の全地球測位システム(GPS)のアンテナを交換した。
- 両社は,よりよいサービスを提供するため,子ども向け携帯電話で全地球測位システム(GPS)を活用している。
- 長城の長さはGPS(全地球測位システム)を使って測量される。
- ミハエル・シューマッハ選手がサンマリノGPで優勝
- 安藤選手,フィギュアスケートのGPシリーズで初優勝
- フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ6大会の初戦,スケートアメリカが10月26日から29日まで米国コネチカット州で行われた。
- 女子の種目では,安藤美(み)姫(き)選手がGPシリーズ初優勝を果たした。
- 男子の種目では,織(お)田(だ)信(のぶ)成(なり)選手が自己最高となる231.39点で2度目のGPシリーズ優勝を果たした。
- 彼は昨年12月のNHK杯でGPシリーズ初優勝を成し遂げた。
- GPシリーズはオリンピックや世界選手権と並ぶフィギュアスケート3大大会の1つだ。
- フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ6連戦の最終戦であるNHK杯が,11月29日から12月2日まで宮城県の仙台市体育館で行われた。
- 男子の種目では,高橋大(だい)輔(すけ)選手が今季2度目,総合4度目のGPシリーズでの優勝を果たした。
- これは日本人男子スケート選手がこれまでにGPシリーズで果たした最多優勝となる。
- GPシリーズ6戦で最も多くの点を獲得した選手6人が,12月14日と15日にイタリア・トリノで行われるGPファイナルに出場する。
- Ene-1_GPのページへのリンク