イー‐ピー‐エス【EPS】
1株あたり利益 EPS
【英】earnings per share
・EPS = 税引き後当期利益 ÷ 発行済み株式
・1株あたりの利益額で収益性を判断する指標であり、投資した企業が1株あたりどの程度の利益に結び付いたかを示している。
・EPSを高めるには増益か、自社株消却を行い発行済み株式数を減らす等が考えられる。
・指標としての活用方法は、発行株式数の異なる他社と比較するのではなく、当該企業のEPSの時系列データから業績の成長性を判断するのが一般的である。EPSが安定的に成長している会社は業績が拡大していることが読み取れる。
・但し、新株引受権の行使や株式転換等潜在株式が存在する場合、発行株式数が増加しEPSが低下する希薄化するリスクに留意しなければならない。
一株当たり当期純利益
(Earnings Per Share から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 19:00 UTC 版)
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一株当たり当期純利益(ひとかぶりあたりとうきじゅんりえき、英: earnings per share)は、株価指標の一つである。
日本国内ではEPSという頭字語も広く用いられている。「一株利益」「一株あたり利益」「一株あたり当期利益」などの略称・俗称で呼ばれることも多い。
概要
一株当たり当期純利益(以後EPS)は、企業の一株あたりの利益額を示すもので、当期純利益と、普通株式の発行済株式数から計算される。簡易な計算式は次の通りである。
EPS = 当期純利益 ÷ 普通株式の期中平均発行済株式数
当期純利益が増加すればEPSは上昇し、当期純利益が減少すればEPSは下降する。また、株式併合や株式償却等により発行済株式数が減少すればEPSは上昇し、第三者割当増資や株式分割等により発行済株式数が増加すればEPSは下降する。株式分割の場合の例を説明すると、EPSは以下のように低下する。
前期EPS 165 円 = 当期純利益 165 万円 ÷ 発行済株式数 10,000株 |
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今期EPS 100 円 = 当期純利益 200 万円 ÷ 発行済株式数 20,000株 |
日本の会計基準では、分母の発行済株式数からは自己株式を除外し、分子の当期純利益からは「普通株主に帰属しない金額」を除外することを求めている。「普通株主に帰属しない金額」には、剰余金の配当における優先配当額などが含まれる。従って、より厳密な計算式は次の通りとなる。
EPS = (損益計算書上の当期純利益 - 普通株主に帰属しない金額)÷(普通株式の期中平均発行済株式数 - 普通株式の期中平均自己株式数)
普通株式以外に潜在株式が存在し、EPSを希薄化させる効果がある場合は、企業は潜在株式調整後一株当たり当期純利益を開示しなければならない。なぜなら、潜在株式は現在は普通株式ではないが、仮に権利行使等によって普通株式に転換されれば、発行済株式数が増えるためである。潜在株式には、普通株式への転換権を有する優先株式、新株予約権、転換社債などが含まれる。
EPSは、株価収益率 (PER)を算出する際に用いられる。EPSが上昇することで、株価を計る指標である株価収益率 (PER)が下降し、株価が割安となり、同じ割安度に戻されるために株価が上昇するという現象が発生することが多い。
関連項目
外部リンク
「Earnings Per Share」の例文・使い方・用例・文例
- 当館が芸術機関としてPerth市に貢献し続けられるのは、ひとえに御社のような寄付をしてくださる企業様の援助のおかげです。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- Perry は開国通商を求む
- Pericles は黒死病で斃れた
- Greece は Pericles の時代に全盛を極めた
- いくつかの分類における、Peristediinae亜族の標準属:キホウボウ
- 昨年までは、Train FirstとTop Shareと契約をしていました。
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