アリスト
英語のaristoとは接頭語であり、例えばaristocratといえば貴族のことである。最上の、優秀なという意味を込めて名付けた。初代モデルは1991年10月にデビューした。
9代目クラウンと同日発表。クラウンは、最上級シリーズとしてマジェスタを新たに加えたことに大きな特色があったが、そのマジェスタのコンポーネントを利用して製造した高性能4ドアセダンという生い立ち。いわばクラウンのスポーツセダンを別のモデル名でリリースしたかたちだった。スタイリングを担当したのはG.ジウジアーロ氏が主宰するイタルデザインで、その点でも注目を集めた。サイズはマジェスタとほぼ同じ。エンジンは直6・DOHCの3L、自然吸気(NA)の230psユニットとツインターボの280psユニットの2種。ミッションはどちらも4速ECT-i。
6年が経過した97年8月、2代目登場。ホイールベースは2800mmに延びたが、全長はやや短くなった。FRレイアウトの4ドアセダンというコンセプトに変更はない。エンジン2機種も基本型式は変わらないが、VVT-iやETCS-iという新技術を投入したBEAMSに進化。4速ATもゲート式セレクターや、ステアマチックタイプを採用。安全対策として車両安定性制御システムやハイドロブースター+ブレーキアシストなどを装備。
99年8月、2000年7月と2度のマイナーチェンジを行い、後半にはS300ウォルナットパッケージというグレードを追加した。このモデルにはステアマチック5速ATの5スーパーECTを装備するほか、エンジンイモビライザーシステムやSRSカーテンシールドエアバッグの標準化など、最新技術をふんだんに盛り込んでいた。フロントグリル、ヘッドランプ、アルミホイールのデザインも変更した。ミッションは3L・280psターボ仕様が4速ATで、3L・NA車には5速ATが付く。
「Aristo」の例文・使い方・用例・文例
- ARISTOのページへのリンク