A340との関係とは? わかりやすく解説

A340との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 05:50 UTC 版)

エアバスA330」の記事における「A340との関係」の解説

沿革」節で述べたとおり、A330-300A340第1世代(A340-200/-300)は姉妹機として同時に正式開発決定され、両機の構成要素最大限共通化された。両機の間では胴体断面同一で、尾部尾翼含めて共通である。主翼エンジン取付部以外は構造的に同じで空力学的に全く同じである。A330エンジンA340での内翼側のエンジン(第2、第3エンジン)にあたる位置取り付けられている。エンジン取り付け部の主翼前縁にはスラットがなく固定前縁となり、A340では片側2か所、A330では1か所が固定部となる。また、降着装置A340では胴体中央脚が追加されているが、それ以外同一である。操縦系統コックピット基本的に共通で、違いエンジンに関する部分であり、A340ではエンジンスロットル・レバーの数が4本、A330では2本である。 A330A340各型式比較をすると、A330-300A340-300では胴体長まで同じであり、違いエンジンの数関連するものだけである。A330-200A340-200はともに短胴型として開発されたが、胴体長さA330-200の方が短く全長A330-200が58.82メートルA340-200が59.40メートルである。また、A330-200では垂直尾翼の高さが拡大されている点も異なる。A340第2世代となるA340-500/-600では主翼尾翼拡大され胴体長も延長しており、第1世代よりはA330との共通点少なくなった。 エアバスは、4発機のA340長距離路線向け、双発機A330を中短距離路線向けと位置付けていた。実際A340-200A340-300最初就航路線は、欧州米国を結ぶ大西洋横断路線であり、A330最初に就航したのはフランス国内線であったその後航続距離延長型A330-200開発されたほか、ETOPSによるA330運航可能範囲段階的に拡大されており、A330長距離路線就航するようになっているA330A340はともに、引き渡し開始後も最大離陸重量引き上げたオプション開発されており段階的に航続力収容力向上しているが、2004年時点資料をもとに標準座席数航続距離について比較すると、13,000キロメートル程度を境に短距離A330長距離A340となっている。

※この「A340との関係」の解説は、「エアバスA330」の解説の一部です。
「A340との関係」を含む「エアバスA330」の記事については、「エアバスA330」の概要を参照ください。

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