89連敗・敗退行為・ワースト記録の更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 08:05 UTC 版)
「勝南桜聡太」の記事における「89連敗・敗退行為・ワースト記録の更新」の解説
上述2016年5月場所では結局2勝目を挙げることなく1勝6敗で終え、以降、2018年7月場所初日の1番相撲・若小山(西岩部屋)との取組まで89連敗を喫した。 2016年9月場所では、3日目の2番相撲で、錦城(九重部屋・現在の四股名は千代大豪)を前に2回目の敗退行為に及び、日刊スポーツをはじめとするマスメディアや、能町みね子・中澤潔をはじめとする相撲愛好家に取沙汰された上に、師匠の式秀が審判部長の二所ノ関から事情聴取及び口頭注意を受けた。式秀によると、稽古で首を痛め、立ち合い頭から当たることに恐怖心を感じていたがゆえに同行為に及んだという。服部桜本人に直接の処分はなく、翌日以降の取組にも出場し続けた。不祥事を受けて引退も考えたが「今逃げると負け犬になるぞ」と式秀から叱咤されて続投を決意。翌2016年11月場所以降、心機一転を図り服部桜 太志と四股名の下の名前のみを改名。「身体も精神も図太くなってほしい」とする式秀の意向に基づいたものである。 2017年3月場所2日目の1番相撲で原田(錣山部屋・現在の四股名は将軍)に敗北した時点で、年6場所制となった1958年以降の本割最多連敗記録を更新した。同場所13日目の7番相撲で栃颯(春日野部屋)に敗れたことで5場所連続での7戦全敗が確定。平松(旧伊勢ヶ濱部屋)と高岸(立浪部屋)の連続皆勤全敗記録(4場所)を更新した。2017年は6場所全てで7戦全敗を喫し、1年間皆勤しながらも1勝も挙げることが出来なかった。 2018年1月場所6日目の3番相撲で松岡(当時東関部屋・現在の四股名は北勝真で八角部屋所属)では両上手を引き粘ったが、最後は寄り切りで敗れ70連敗。双葉山の連勝記録における数値(69連勝)を自身の連敗記録における数値が上回る事態となってしまった。服部桜本人も「数字は頭にあった」とコメントしていた。同場所で12場所目の7戦全敗を喫したことで、幕下以下における皆勤全敗場所数が、同部屋の兄弟子・桃智桜知和(現在の四股名は澤勇)の11場所を上回りワースト記録となった。 同年3月場所では中日の4番相撲で敏夷東(玉ノ井部屋)に敗れた時点で通算1勝100敗となり、石井晋(間垣部屋・2007年3月場所6日目に通算100敗目)の100敗到達時の最少勝利数記録(22勝)を大幅に更新。13日目の7番相撲・己竜山(大嶽部屋)との対戦では飛び出すように土俵を割り、11場所連続で全敗。
※この「89連敗・敗退行為・ワースト記録の更新」の解説は、「勝南桜聡太」の解説の一部です。
「89連敗・敗退行為・ワースト記録の更新」を含む「勝南桜聡太」の記事については、「勝南桜聡太」の概要を参照ください。
- 89連敗・敗退行為・ワースト記録の更新のページへのリンク