75-86話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:09 UTC 版)
世子の進言に従い、晋陽大君と共にお忍びで都に出た世宗は、奴婢の男に刀を突きつけられる。字が読めないために主人殺しの汚名を着せられた奴婢の無実証明のため世宗は奔走。この出来事をきっかけに、世宗は民の誰もが読める文字の必要性を痛感する。音韻書の集賢殿への配布に始まり、民に対する法典の翻訳版配布を語る世宗に重臣たちは反発するが、世宗の熱意を知った領議政ファン・ヒが翻意し、世宗支持に回る。 文字創製の研究に没頭する世宗だが、眼が見えなくなり始めていた。ある日昭憲王后の一言で、世宗は朝鮮の言葉には3種類の音 - 初声、中声、終声がある事に気づく。文字創製に反対し続けるマルリの工作が続く中、世宗は人体を解剖し、発声のメカニズムを調べるようとする。遺体を探して奔走するヨンシルと師匠チェ・ヘサンが追っ手に負われ、ヘサンは生命を落としてしまう。遺言に従い、世宗はアラブ人医師と共にヘサンの遺体を解剖。研究がすすめられ、ついに訓民正音が完成した。 視力を完全に失った世宗は、賢くなった民が政治に参加するのを嫌う学者たちや、独自の文字普及による朝鮮の発展をおそれた明の反発を受けるが、彼らに立ち向かい、説得を続ける。最後まで強硬に反対していたマルリが訓民正音をついに容認、国内に頒布されることになる。
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