よんいちきゅう‐じけん〔よんイチキウ‐〕【419事件/四一九事件】
読み方:よんいちきゅうじけん
《ナイジェリアの刑法419条に抵触する犯罪であることから》1980年代からナイジェリアを中心に広まった国際的詐欺事件の通称。ナイジェリアの政府関連機関や中央銀行、国営石油公社、軍関係者などを装って、手紙や電子メールで偽の取引を持ちかけるもの。マネーロンダリングや貿易取引、入札などを取引条件として持ち出し、手続き費用やライセンス料などさまざまな名目で金銭をだまし取る。商談のため現地に赴いた企業社員が誘拐され、身代金を要求されたケースもある。
[補説] 現在では発信元がナイジェリアに限られず、世界各地に広がっている。日本でも被害が多発し、ジェトロが運営する電子商取引サイトに偽の取引情報が掲載されるなどの事件が起こった。
ナイジェリアの手紙
(419事件 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 08:33 UTC 版)
ナイジェリアの手紙(ナイジェリアのてがみ)、ナイジェリアからの手紙又はナイジェリア詐欺(英語: Nigerian money transfer fraud, Nigerian scam, 419 scam)とは、アフリカのナイジェリアを舞台に多発している、国際的詐欺の一種であり、先進国など豊かな国家に住む人から、手紙やファクシミリ、電子メールを利用して金銭を騙し取ろうとする詐欺である。2000年代からは電子メール、2010年代からはインスタントメッセンジャーが多用されている。
- ^ それでも巨額
- ^ “【まんが】ヤフオク出品時の質問欄に届く謎の英語メッセージに対応したらこうなる / これが国際的詐欺「ナイジェリアの手紙」の実態だ!!”. ロケットニュース24 (2013年9月23日). 2019年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月18日閲覧。
- 1 ナイジェリアの手紙とは
- 2 ナイジェリアの手紙の概要
- 3 概要
- 4 新しい手口
- 5 関連項目
- 419事件のページへのリンク