国際ロマンス詐欺
別名:国際恋愛詐欺、国際結婚詐欺、国際結婚型詐欺
海外在住の異性とインターネット等を通じて懇意になり、恋愛感情を抱かせ、適当な理由をつけて金を無心した挙げ句に連絡を絶つという詐欺の手口。結婚詐欺の一種。
国際ロマンス詐欺は、典型的にはSNSなどでターゲット探しが行われる。プロフィールに用いられる写真や肩書きは相手を騙しやすいように選ばれた虚偽の設定である場合が多い。しばらく交流を続け、ターゲットにされた異性が気を許した頃に、病気や怪我の治療費あるいは会いに行くための旅費といった理由をつけて金銭が必要であることを明かす。
国際ロマンス詐欺に引っかかり、送金してしまった場合、被害額を取り返すことは極めて困難であり不可能に近いとされる。
日本貿易振興機構(JETRO)によれば、国際ロマンス詐欺が集団で(組織的に)行われ、詐欺に用いる偽ウェブサイトまで用意されていた事例もあるという。
JETROは国際ロマンス詐欺への対策として、金銭を要求されたときにはたとえ少額でも安易な送金を絶対に行わないよう呼びかけている。
関連サイト:
国際的詐欺事件について(注意喚起) - 日本貿易振興機構
ロマンス詐欺
(国際恋愛詐欺 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 04:21 UTC 版)
ロマンス詐欺(ロマンスさぎ)は、主にインターネット上の交流サイトなどで知り合った相手を言葉巧みに騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる特殊詐欺の一種[2]。
- ^ “Internet Dating and Romance Scams”. Travel.state.gov. 2010年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月4日閲覧。
- ^ a b 3月の犯罪 - 在トロント日本領事館(2013年3月)
- ^ a b c d e 国際的詐欺事件について(注意喚起) - 日本貿易振興機構(FAQ(よくある質問)。「国際結婚型詐欺」の箇所を参照)。
- ^ a b c d 日本人被害に係る振り込め詐欺被害等の発生 - 在マレーシア日本大使館(2010年7月15日)
- ^ Western Union joins fraud fight, BBC, 13 October 2005
- ^ ガーナ 安全対策基礎データ(15)、外務省海外安全ホームページ
- ^ ガーナに対する渡航情報(危険情報)の発出(5)恋愛・結婚詐欺についての注意事項、外務省海外安全ホームページ、2012年8月28日
- ^ 在留邦人向け安全の手引き 在ガーナ日本国大使館、外務省海外安全ホームページ、2013年2月1日
- ^ 監禁の邦人男性保護=結婚詐欺グループ逮捕-マレーシア警察、時事通信、2013/03/18
- ^ “「軍を抜けるのに、金が…」 ロマンス詐欺容疑の手口は”. 朝日新聞デジタル. 2019年1月25日閲覧。
- ^ 女性かたりロマンス詐欺、72歳男を大阪府警が逮捕…50人1.2億円被害か 読売新聞 2021年7月16日
- ^ “SNSで投資勧める詐欺被害急増 1年で455億円、特殊詐欺上回る”. 朝日新聞 (2024年3月7日). 2024年5月13日閲覧。
- ^ 「ロマンス詐欺の被害金回収」かたり1億円集めたか、名義貸した弁護士ら4人を逮捕 読売新聞 2023年12月5日
- ^ Older women most likely to click with online romance scam artists, NBC News, 14.May.2013
- ^ Putting Western Union to the test, 9News.com
- ^ a b c d Local woman likely victim of online ‘romance scam’ Fox59, 05/27/13
- ^ Internet Crime Complaint Center
- ^ ロマンス詐欺の被害額は今や1億ドルを優に超えています 2019年2月15日配信 Onebox News
- ^ “コロンビアでデートアプリ通じて女性と会おうとした米国人男性8人が殺害”. 中央日報 (2024年1月23日). 2024年2月3日閲覧。
- 1 ロマンス詐欺とは
- 2 ロマンス詐欺の概要
- 3 手口の例
- 4 関連項目
- 国際恋愛詐欺のページへのリンク