4部あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 06:04 UTC 版)
ロンドン在住の小説家ネイランドは、資料調査や現地取材を経て、新作怪奇小説で成功を収める一方、誰かに身辺を嗅ぎ回られている気配を覚える。ネイランドを来訪してきたシュリュズベリイ博士は、ネイランドの作品がクトゥルフ崇拝を反映しているために目をつけられたと説明し、尾行者が非人間種族・深きものどもだと教える。ネイランドは蜂蜜酒の副次効果で尾行者たちの姿を視認し、異形の者たちが実在することを認め、博士への同行を申し出る。 失われたと言われている「アル・アジフ」を求め、博士とネイランドは、まず海路でアラビアに行き、続いて内陸入りして円柱都市アイレム=無名都市 を探す。護符の力で船旅は無事に終わり、深きものどもは砂漠まではやって来れないが、代わりに陸棲の爬虫類人が追跡してくる。2人は現地人を雇って砂漠をラクダで行進するが、ガイドが消えたり人夫が殺されたりしたことで、彼らは恐れて進行を拒むようになり、最終的には博士とネイランドの2人だけで無名都市に入る。遺跡の地下室には、3人の青年のボディが安置されており、博士は「バイアクヘーが肉体を安置して魂をセラエノに運ぶ」のだと説明する。続いて2人はアルハザードが殺された部屋に移動し、博士は降霊術でアルハザードの霊魂を呼び出す。博士はアルハザードの亡霊からルルイエの位置を教わり、さらに部屋に隠されていたアル・アジフの羊皮紙原稿を回収する。2人は何者かが迫ってくる気配を感じ取り、急いで無名都市を離れ、上空にバイアクヘーを浮遊させて護衛につけたまま 砂漠を戻る。 2人は船旅を続けるが、敵の強化に勘付き、他の乗客を巻き添えにはできないと判断し、バイアクヘーを召喚して離脱する。表向きは、嵐の中で甲板に出た博士とネイランドの2人が行方不明・溺死とされる。船室から発見されたネイランドの記録は大英博物館に保管されるも、後に南太平洋で起こったある出来事を調べるために公表される。
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