2020東京五輪は決定も、ザハ案は白紙に
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「国立競技場の建て替え」の記事における「2020東京五輪は決定も、ザハ案は白紙に」の解説
2013年9月7日(日本時間8日)、東京(56年ぶり2度目)が2020年夏季オリンピックの開催地に選ばれ、国立競技場も大会のメイン会場と決まった。11月には、日本が招致を検討している2023 FIFA女子ワールドカップのメイン会場に想定する可能性も浮上した。 2014年夏季に解体開始、2015年秋頃に建替着工、2019年に竣工(当初は3月で後に5月へ)を予定した。これに伴い、敷地内のJSC本部の建物(一旦仮事務所へ)と南に隣接する日本青年館(原宿の岸記念体育会館を移転させる案もあった)を解体し、両者を一体化したビルを作る計画も決定した。 さらに南側のA-3地区、都営霞ヶ丘アパート(1961年建設・全10棟・約300戸)も、観客の滞留空間とするため 取り壊す予定となった。 「#霞ヶ丘アパート」も参照 2015年5月18日、下村博文文科相は、工期・費用の問題から計画の簡素化を発表。「開閉式屋根の設置は五輪後に」「可動式観客席(15,000席)を仮設に変更し五輪後には取り外す」などとした。7月7日、有識者会議(第6回)にて、予定通りの10月着工への、施設内容やスケジュールなどが承認された。 ところが7月17日、安倍晋三首相が記者団に、計画の白紙化と、予定していたラグビーW杯(2019年9月)の新国立での開催断念を表明した。その理由に、コストの大幅な膨らみ、国民・アスリートたちからの大きな批判を挙げた。同日、下村文科相は、2020年春までの完成を目標と、明らかにした。森喜朗(東京大会組織委会長)らが出席する第128次IOC総会が、月末に迫っていた。 「ラグビーワールドカップ2019#新国立競技場での開催断念・代替会場」も参照
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