2020年総統選候補
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市長就任から間もなく翌年の中華民国総統選挙の有力候補者として世論調査で高い支持率を集める一方、支持者の一部から「市長としての責務を全うすべき」とする声があがったほか、国民党の王金平前立法院長が「党内で最も高い支持率を得ているのは事実だが、市長就任から2ヶ月で総統選に鞍替えでは高雄市の有権者に申し訳が立たないだろう」と述べるなど、党内でも出馬を疑問視する声があり、しばらくは「(総統選については)興味がない。高雄のことに専念するのが最優先だ」と態度を保留していたが、2019年6月8日、党内統一公認候補を争う予備選挙への立候補を正式に表明した。 7月15日、翌年の中華民国総統選挙の党内統一公認候補を争う予備選挙にて「庶民総統」を掲げ、前新北市長の朱立倫や鴻海精密工業創業者の郭台銘を大差で破って勝利した。翌年の総統選挙本番では現職総統の蔡英文と対決することが決定された。同月28日、国民党の全国代表大会で総統選候補に正式に選出され、「礼儀正しい紳士的な争いではなく、中華民国と台湾の次世代の生死がかかった戦いとなる」、「中華民国を守るのか、滅ぼすのか、台湾海峡危機か、両岸の平和かを選ぶことになる」と演説した。 10月15日、総統選に向けた選挙活動に専念するため、翌16日から3ヶ月の長期休暇に入ること、休暇中の全ての市長職務を葉匡時副市長に一任することを発表した。5月に市議会で「市長が現職のまま総統選に出ることになったら高雄市政は空転してしまうのではないか?」と質疑を受けた際には「平日は高雄市政、休日は総統選ではいけないのか?」と答弁しており、事実上の方針転換となったが、これについては釈明することなく、発表後は軍歌『我現在要出征』(今から出征だ)を熱唱して報道陣の前から立ち去った。後日、選挙活動のための長期休暇が批判を受けていることについて、「蔡総統も休暇を取得し、完全に平等な状況で競うべきだ」と述べた。
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