2016シーズンJ1・J2ライセンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:47 UTC 版)
「Jリーグクラブライセンス制度」の記事における「2016シーズンJ1・J2ライセンス」の解説
2015年9月29日、Jリーグは2015シーズンのクラブライセンスのうち、J1・J2のライセンスについて、クラブライセンス交付第一審機関(FIB)による審査結果を発表した。J1・J2ライセンスの申請を行ったのはJ3の4クラブを含む44クラブとクラブ数は同じであるが、J3のレノファ山口FCが新たに申請した一方で、前年J2ライセンスを取得していたJ3のガイナーレ鳥取は2015年度決算で債務超過となったことから4月24日の時点でライセンス申請を断念している。 申請した44クラブすべてにライセンスが交付され、申請を却下された(ライセンスが交付されなかった)クラブはなかった。ただし、前年の予告通り2016年度の審査からJ1ライセンス取得条件に「トレーニング施設に天然芝のピッチを1面以上」「条件を満たしたクラブハウスの保持」などが新たに追加され、これを満たすことができなかった2クラブが前年度のJ1ライセンスを喪失しJ2ライセンスにとどまった。また、G大阪・岐阜・山口についてはホームスタジアムの新設工事・改修工事が、栃木・横浜FM・松本・金沢・岐阜についてはトレーニング施設が2016年シーズン前に完成しなかった場合は「ライセンスが取消されるか、制裁が科される可能性がある」との付帯条件がついている。 J1ライセンス(37クラブ) - 札幌、仙台、山形、鹿島、栃木、浦和、大宮、千葉、柏、FC東京、東京V、川崎、横浜FM、横浜FC、湘南、甲府、松本、新潟、富山、金沢、清水、磐田、名古屋、岐阜、京都、G大阪、C大阪、神戸、岡山、広島、徳島、愛媛、福岡、鳥栖、長崎、熊本、大分 J2ライセンス(7クラブ) - 水戸、群馬、町田、長野、山口、讃岐、北九州 なお、ホームスタジアムのトイレの数および屋根のカバー率に関するB等級基準を満たしていないクラブが33クラブあるが、このうち12クラブは「60%ルール」、または「スタジアム新設ルール」の制裁基準 に基づいて制裁対象外、他21クラブは制裁対象(書類提出他)となった。 制裁対象クラブトイレ数不足 - C大阪 屋根のカバー率不足 - 栃木、群馬、大宮、柏、町田、横浜FC、湘南、甲府、松本、富山、磐田、徳島、愛媛 トイレ数・屋根のカバー率不足 - 山形、金沢、清水、名古屋、岡山、広島、讃岐 経営事項については、2期連続赤字となった鳥栖に対して「判定に付帯する経営上の是正通達」を行ったほか、札幌、横浜FC、湘南、山口、愛媛の5クラブに対してはJリーグが予算進捗・編成等につき随時ヒアリングを行うとしている。
※この「2016シーズンJ1・J2ライセンス」の解説は、「Jリーグクラブライセンス制度」の解説の一部です。
「2016シーズンJ1・J2ライセンス」を含む「Jリーグクラブライセンス制度」の記事については、「Jリーグクラブライセンス制度」の概要を参照ください。
- 2016シーズンJ1・J2ライセンスのページへのリンク