2015年 全豪・ウィンブルドン・全米3冠 再び
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「ノバク・ジョコビッチ」の記事における「2015年 全豪・ウィンブルドン・全米3冠 再び」の解説
全豪オープンでは、決勝でマリーと対戦。2人の4大大会決勝は5度目、全豪では2年ぶり3度目となる。結果はジョコビッチがマリーを7-6(5), 6-7(4), 6-3, 6-0で破り2年ぶり5度目の優勝。全豪オープンの優勝5回は1960年代に活躍したロイ・エマーソンの6度に次いで史上2位、1968年のオープン化以降ではフェデラー・アンドレ・アガシの4度を抜き最多。グランドスラム通算優勝8回はアンドレ・アガシ、ジミー・コナーズらに並んで歴代8位タイ記録。 3月22日BNPパリバ・オープンでは決勝でフェデラーを6-3, 6-7, 6-2で倒し優勝。同大会2連覇4度目の優勝となりフェデラーの持つ最多優勝記録と並んだ。またこの優勝で通算50勝目の優勝となり自身のコーチであるボリス・ベッカーを抜いて歴代11位記録となった。マイアミ・オープンではダビド・フェレール、ジョン・イスナー、マリーらを破り大会2連覇5度目の優勝。マスターズ1000 22個目のタイトルとなる。またインディアンウェルズ・マスターズ-マイアミ・オープン連続優勝3回は史上最多。 4月13日に発表された世界ランキングで通算142週間世界ランク1位に在位。これはナダルの141週を抜いて歴代6位記録。モンテカルロ・マスターズでは準決勝でナダル、決勝でトマーシュ・ベルディハを破り2年ぶり2度目の優勝。開幕からマスターズ3大会連続優勝は史上初。またマスターズ優勝23回はフェデラーと並び歴代2位タイ記録となった。4月29日、休養のため2年連続でマドリード・オープンを欠場することを発表。BNLイタリア国際では決勝でフェデラーを破り2連覇4度目の優勝。 生涯グランドスラムを懸けて迎えた全仏オープンでは、準々決勝で5連覇中のナダルに7-5, 6-3, 6-1で勝利。ナダルに全仏で勝利した選手は2009年のロビン・セーデリング以来6年ぶり2人目。準決勝でライバルのマリーをフルセットの末破り決勝に進出したが、決勝でスタン・ワウリンカに6-4, 4-6, 3-6, 4-6で破れ2年連続3度目の準優勝。連勝は28でストップし、生涯グランドスラムも達成できなかった。 ウィンブルドンでは4回戦でケビン・アンダーソンに苦戦を強いられたものの6-7, 6-7, 6-1, 6-4, 7-5のフルセットの激闘を制す。そして決勝では2年連続でフェデラーと対戦し7-6(1), 6-7(10), 6-4, 6-3でフェデラーを倒し、2年連続3回目の優勝を飾った。 ロジャーズ・カップでは準々決勝でエルネスツ・グルビスに2本のマッチポイントを握られるなど苦しみながらも決勝に進出。しかしマリーに4-6, 6-4, 3-6で敗れ、準優勝。今季マスターズで初の敗北を喫した。続くシンシナティ・マスターズでは3回戦でダビド・ゴファンに第3セット0-3の2ブレークダウンに追い込まれながら6ゲーム連取し逆転勝ち、準々決勝では全仏の決勝で敗れたワウリンカに6-4, 6-1で雪辱を果たす、準決勝ではアレクサンドル・ドルゴポロフに4-6, 7-6(5), 6-2で逆転勝ちし決勝に進出。シングルスでは史上初のキャリア・ゴールデン・マスターズがかかった決勝ではフェデラーに6-7(1), 3-6で敗れた。 全米オープンでは準決勝でディフェンディング・チャンピオンのマリン・チリッチに6-0, 6-1, 6-2で大勝。決勝でフェデラーに6-4, 5-7, 6-4, 6-4で勝ち4年ぶり2度目の優勝を収めた。この時点でこの年の年間最終1位が確定した。チャイナ・オープンでは決勝でナダルに6–2, 6–2で勝利し4連覇達成。上海マスターズでは準決勝でマリーに6-1, 6-3、決勝でツォンガに6–2, 6–4で勝利し、全試合ストレート勝ちで優勝。BNPパリバ・マスターズでも決勝でマリーに6-2, 6-4で勝利し、史上初の大会4勝目、そして史上初のマスターズ年間6勝目を挙げた。ATPワールドツアー・ファイナルズでは第2戦でフェデラーに5-7, 2-6で敗れ、ラウンドロビンを2位で通過。準決勝でナダルに6-3, 6-3で勝利。決勝で第2戦で敗れたフェデラーに6-3, 6-4で勝利し、ツアーファイナル史上初の4連覇を果たした。この年は16大会に出場、15大会で決勝へ進出し、その内11大会で優勝、さらに通算成績は82勝6敗 (勝率93.2%) と、無双のジョコビッチ時代だった。年間最終ランキング1位。
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