2014 FE72
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/27 21:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動2014 FE72 | |
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左下の緑線が、2014 FE72の軌跡である。
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視等級 (V) | 24.3[1] |
分類 | 太陽系外縁天体 |
軌道の種類 | 太陽系外縁天体、散乱円盤天体[2] |
発見 | |
発見日 | 2014年3月26日 [3] |
発見者 | チャドウィック・トルヒージョ スコット・S・シェパード |
軌道要素と性質 元期:2019年4月27日 (JD 2,458,600.5) |
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軌道長半径 (a) |
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近日点距離 (q) | 3±0.14 au 36.3 |
遠日点距離 (Q) |
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離心率 (e) | 9±0.0087 0.975 |
公転周期 (P) |
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軌道傾斜角 (i) | 5±0.003 20.65度 |
近日点引数 (ω) | 310.95 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 3±0.005度 336.88 |
平均近点角 (M) | 2±0.066° 134.16 |
物理的性質 | |
直径 | 270 km [2][4] |
絶対等級 (H) | 6.1 |
アルベド(反射能) | 0.08(推定)[1] |
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2014 FE72は2014年3月26日にラ・セレナのセロ・トロロ汎米天文台で発見された太陽系外縁天体の一つ。この天体は準惑星、もしくは散乱円盤天体に該当する可能性がある[3]。そしてその軌道はオールトの雲の内側にまで達する[3]。この天体はチャドウィック・トルヒージョとスコット・S・シェパードによって発見され、公表されたのは2016年8月29日である[3][5]。この小惑星の公転周期と遠日点は他の小惑星とはずいぶん異なっており[6]、2014 FE72は2018年まで遠日点が最大の天体であった。しかし現在、太陽系外縁天体の中での遠日点の遠さは2017 MB7に次ぐ。
軌道
この天体の軌道離心率は0.97であり、ほぼ放物線に近い楕円軌道をとっている。近日点は 36.19天文単位であるが、遠日点は3060天文単位であり公転周期は60900年である[7]。遠日点は彗星を除けば太陽系で2番目の大きさである[n 1]。2014 FE72の公転周期は、セドナの5倍以上となる[9]。2014 FE72 が最後に近日点を通過したのは1965年の後半である[6]。
備考
参照
- ^ a b “AstDyS 2014FE72 Ephemerides”. Department of Mathematics, University of Pisa, Italy. 2018年11月12日閲覧。 (Distance to Sun [R] from 2016 to 2020.)
- ^ a b Michael E. Brown. “How many dwarf planets are there in the outer solar system? (updates daily)”. California Institute of Technology. 2016年9月15日閲覧。
- ^ a b c d Williams, G. V. (2016年8月29日). “MPEC 2016-Q43 : 2014 FE72”. Minor Planet Center. 2016年8月31日閲覧。
- ^ “Absolute magnitude (H)”. Near Earth Object Program. NASA/Jet Propulsion Lab. 2016年9月15日閲覧。
- ^ “Hunt for ninth planet reveals new extremely distant Solar System objects”. CarnegieScience.edu. Carnegie Institution (2016年8月29日). 2016年8月31日閲覧。
- ^ a b “JPL Small-Body Database Browser: (2014 FE72)”. Jet Propulsion Lab. 2018年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月26日閲覧。
- ^ Horizons. “JPL Horizons: Barycentric Osculating Orbital Elements for 2014 FE72”. 2018年11月12日閲覧。
- ^ JPL Small-Body Database Browser: (2017 MB7)
- ^ Horizons. “JPL Horizons: 2014 FE72”. 2018年11月12日閲覧。
外部リンク
「2014 FE72」の例文・使い方・用例・文例
- 厚生労働省は2014年度の診療報酬改定について発表した。
- それは2014年の9月にオープンします。
- ロシアの都市が2014年冬季五輪に選ばれる
- 7月4日,国際オリンピック委員会(IOC)は2014年冬季五輪の開催地にソチを選んだ。
- これらの修理によって,ハッブル宇宙望遠鏡が少なくとも2014年まで使えることをNASAの関係者は期待している。
- 新しい望遠鏡が2014年に軌道へ打ち上げられる予定だ。
- 第20回W杯は2014年にブラジルで開催される予定だ。
- はやぶさ2の打ち上げは2014年に予定されている。
- それでも,日本は2014年のW杯ブラジル大会に向けて好調なスタートを切った。
- 彼はロシアのソチで開催予定の2014年の五輪に照準を合わせている。
- このビルは2014年に大阪市阿(あ)倍(べ)野(の)区(く)で開業する予定だ。
- 今は2014年のソチ五輪への出場機会を手に入れて,金メダルをめざしたいと思っています。
- 中国代表は2014年にブラジルで開催されるW杯本大会の出場権をすでに逃している。
- 女子のスキージャンプは2014年のソチ五輪で初めてオリンピックの正式種目になる。
- 2014年春,彼女たちは宝塚の舞台でデビューする予定だ。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は先日,2014年後半に新しいテーマパークをオープンすると発表した。
- 2014年サッカーW杯のアジア最終予選が6月3日に始まった。
- 現在,プロジェクトチームは2014年の世界一周飛行を計画している。
- この新しいビルは2014年春に全面開業予定だ。
- 12月1日,企業各社は2014年春に始まる仕事の求人活動を開始した。
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