2012年 ウィンブルドンV7 歴代最長1位在位記録
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「ロジャー・フェデラー」の記事における「2012年 ウィンブルドンV7 歴代最長1位在位記録」の解説
年始に開催されたカタール・エクソンモービル・オープン準決勝は背中の不調を理由に試合を棄権。続く全豪オープンは準決勝でナダルにセットカウント1-3で敗退した。その後、ABNアムロ世界テニス・トーナメント、ドバイ・テニス選手権、BNPパリバ・オープン、マドリード・マスターズと4大会で優勝を果たした。 全仏オープンでは、準決勝でジョコビッチにストレートで敗退。しかしながら、1回戦の勝利で史上初となる全グランドスラム各大会50勝を達成。続く2回戦で4大大会通算234勝目を挙げ、ジミー・コナーズを抜く歴代最多のマッチ勝利数を更新した。 ウィンブルドンでは、3回戦でジュリアン・ベネトーに苦戦するも2セットダウンから逆転で下し、準決勝で前年の覇者ジョコビッチを破り、ウィンブルドン史上最多タイとなる8回目の決勝進出。決勝ではイギリス勢74年ぶりの決勝進出を果たしたマリーを4-6, 7-5, 6-3, 6-4で破り、ウィリアム・レンショー、サンプラスに並ぶ史上最多タイとなる7度目の優勝を飾ると同時に、4大大会通算17勝目を挙げた(4大大会優勝は2010年全豪オープン以来2年半ぶり)。そして、この優勝により大会翌日更新の世界ランキングにて、約2年ぶりに世界ランキング1位に返り咲き、その翌週のランキングで1位在位期間が通算287週となり、サンプラスを抜いて男子歴代単独1位在位記録となった。 8月にウィンブルドンを会場にして行われたロンドンオリンピックでは、シングルス準決勝でフアン・マルティン・デル・ポトロとの激戦(3セットマッチ史上最長4時間26分)を制し初の決勝進出を果たし、史上3人目の生涯ゴールデンスラムの期待も高まったが、地元イギリスのマリーにストレートで敗退し、銀メダルに終わった。オリンピックシングルス部門では4度目の出場で初のメダル獲得であった。その後のシンシナティ・マスターズでは、決勝でジョコビッチをストレートで破り、シーズン6勝目を挙げた。全米オープンでは準々決勝でベルディヒに敗れ、同大会9年ぶりにベスト4進出を逃した。10月の上海マスターズでは、準決勝でマリーに敗退するも、大会後のランキングでは1位を守り、男子初の在位総週300週を超えた。 しかしながら、その後のスイス・インドアでは決勝でデルポトロに4-6, 7-6, 6-7の接戦で敗退し、その後、昨年優勝した大会の欠場によるポイント失効と併せて、11月5日のランキングでは、ジョコビッチに世界ランキング1位の座を明け渡し、1位在位記録の更新は302週で止まった。 ツアー・ファイナルでは、決勝でジョコビッチに敗れ3連覇を阻まれた。この年は6大会で優勝、71勝12敗(勝率85.5%)と2007年以来の好戦績を収めた。
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