2008年10月第1週
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「サブプライム住宅ローン危機の年表」の記事における「2008年10月第1週」の解説
10月01日 - 緊急経済安定化法がアメリカ合衆国上院で可決(下院で否決された案とは多少異なる。下院での採決に向けた援護射撃であり、バラク・オバマ、ジョン・マケイン両大統領候補(上院議員)も賛成した)。 10月03日 - 緊急経済安定化法がアメリカ合衆国下院でも可決し成立。アメリカ政府は7000億ドルの公的資金を投入して不良資産を買い取ることを決定。 10月03日 - ウェルズ・ファーゴがワコビアの株式約151億ドル(約1兆6000億円)の取得を模索。シティグループとの争奪戦になる(10日決着、シティが断念)。 10月03日 - カリフォルニア州財政危機表面化。アーノルド・シュワルツェネッガー知事が連邦政府に資金援助を要請。 10月03日 - ベルギー最大の金融グループのフォルティス(Fortis、総資産120兆円)をベネルクス3国で救済。公的資金300億ユーロ投入(フォルティスはABNアムロ銀行の買収のため資金不足)。 10月03日 - 米労働省雇用統計で前月比15.9万人減、5年半ぶり。 10月04日 - 欧州連合(EU)4カ国(英独仏伊)首脳会議開催。欧州全体を対象とする銀行監督機関の創設などを表明。フランス構想の3000億ユーロの銀行救済基金創設はドイツなどの反対で提案できず、欧州の危機意識不足と協調が取れないことに市場の失望を生む(メルケル首相はアイルランドの公的資金投入を批判)。 10月05日 - ドイツ政府とドイツ銀行が、ドイツHREに500億ユーロ(約7兆2000億円)の公的資金投入を決定。 10月05日 - ドイツ、デンマーク政府、個人銀行預金全額保護を発表。 10月05日 - イタリア最大手銀行のウニクレディトが66億ユーロ(9400億円)の資本増強計画を発表。 10月05日 - 日銀、1兆円を即日供給。9月16日から14営業日連続供給で累計26.4兆円を供給した。
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