2008年のオリックス・バファローズでは、2008年シーズンのオリックス・バファローズの動向についてまとめる。
この年のオリックス・バファローズは、テリー・コリンズ監督の2年目のシーズンである。キャッチフレーズは「One Heart Beat」。
概要
西武からアレックス・カブレラが移籍してグレッグ・ラロッカ、タフィ・ローズと外国人3人が開幕オーダーに名を連ね1996年以来12年ぶりの優勝が期待されたが、4月を首位西武と7.5ゲーム差の最下位に終わり開幕ダッシュには失敗。チームの低迷は開幕後も続き、5月にはコリンズ監督が成績不振を理由に辞任。コリンズ辞任を受けて大石大二郎ヘッド兼内野守備走塁コーチが監督代行として指揮を執るが、開幕ダッシュ失敗の影響もあってチームはBクラス生活が続いた。しかし8月に4位に浮上して快進撃を開始すると、終盤になって借金を全て返済。ロッテやソフトバンクを追い抜いた。前半戦の低迷が響いて優勝は逃したものの、小松聖が15勝、さらにカブレラ、ローズら外国人選手の活躍もあって最終的に2位に入るとともに、球団初のクライマックスシリーズ進出を果たした。そしてシーズン終了後、2000年以降Bクラスだったチームを2位に躍進させたことが評価され、大石監督代行がそのまま監督として来シーズンの指揮を執ることになった。
チーム成績
レギュラーシーズン
2008年パシフィック・リーグ順位変動
順位 |
4月終了時 |
5月終了時 |
6月終了時 |
7月終了時 |
8月終了時 |
最終成績 |
1位 |
西武 |
-- |
西武 |
-- |
西武 |
-- |
西武 |
-- |
西武 |
-- |
西武 |
-- |
2位 |
楽天 |
1.5 |
日本ハム |
2.0 |
日本ハム |
1.0 |
日本ハム |
4.5 |
ソフトバンク |
8.0 |
オリックス |
2.5 |
3位 |
日本ハム |
2.0 |
楽天 |
4.0 |
ソフトバンク |
3.5 |
ソフトバンク |
5.5 |
オリックス |
9.0 |
日本ハム |
4.0 |
4位 |
ロッテ |
2.5 |
ソフトバンク |
5.5 |
楽天 |
4.0 |
オリックス |
8.0 |
日本ハム |
10.0 |
ロッテ |
4.5 |
5位 |
ソフトバンク |
4.5 |
オリックス |
10.0 |
オリックス |
10.0 |
ロッテ |
8.5 |
ロッテ |
10.5 |
楽天 |
11.5 |
6位 |
オリックス |
7.5 |
ロッテ |
10.5 |
ロッテ |
10.5 |
楽天 |
11.5 |
楽天 |
15.5 |
ソフトバンク |
12.5 |
[1]
交流戦
日本生命セ・パ交流戦2008 最終成績
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
優勝 |
福岡ソフトバンクホークス |
15 |
9 |
0 |
.625 |
--- |
2位 |
阪神タイガース |
15 |
9 |
0 |
.625 |
0.0 |
3位 |
北海道日本ハムファイターズ |
14 |
10 |
0 |
.583 |
1.0 |
4位 |
読売ジャイアンツ |
14 |
10 |
0 |
.583 |
1.0 |
5位 |
東北楽天ゴールデンイーグルス |
13 |
11 |
0 |
.542 |
2.0 |
6位 |
広島東洋カープ |
13 |
11 |
0 |
.542 |
2.0 |
7位 |
中日ドラゴンズ |
12 |
12 |
0 |
.500 |
3.0 |
8位 |
オリックス・バファローズ |
11 |
13 |
0 |
.458 |
4.0 |
9位 |
東京ヤクルトスワローズ |
11 |
13 |
0 |
.458 |
4.0 |
10位 |
千葉ロッテマリーンズ |
10 |
14 |
0 |
.417 |
5.0 |
11位 |
埼玉西武ライオンズ |
10 |
14 |
0 |
.417 |
5.0 |
12位 |
横浜ベイスターズ |
6 |
18 |
0 |
.250 |
9.0 |
- 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
クライマックスシリーズ
オールスターゲーム2008
- 太字はファン投票で選ばれた選手。※印は選手間投票選抜。
できごと
選手・スタッフ
|
監督 |
|
監督代行 |
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コーチ |
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二軍監督 |
- 96 住友平(監督、5月22日から一軍チーフ)
- 71 古屋英夫(監督兼打撃、5月22日から)
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二軍コーチ |
|
投手 |
|
捕手 |
|
内野手 |
|
外野手 |
|
表彰選手
-
アレックス・カブレラ(一塁手、2年連続3度目[注 1])
-
タフィ・ローズ(指名打者、初受賞[注 2])
-
アレックス・カブレラ(一塁手、初受賞)
-
坂口智隆(外野手、初受賞)
ドラフト
脚注
注釈
- ^ 2003年に指名打者部門で受賞しており、通算4度目。
- ^ 外野部門で6度受賞しており、通算7度目。
出典
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1930年代 |
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1940年代 |
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1950年代 |
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1960年代 |
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1970年代 |
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1980年代 |
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1990年代 |
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2000年代 |
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2010年代 |
|
2020年代 |
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脚注
1936年から1946年までは「阪急軍」(1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。) 1947年から1988年までは「阪急ブレーブス」 1989年から1990年までは「オリックス・ブレーブス」 1991年から2004年までは「オリックス・ブルーウェーブ」(2004年オフに大阪近鉄バファローズと球団合併) 2005年から「オリックス・バファローズ」
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